2019年12月12日
ガラスのエッジとコーナーをフィルムでカバー
大日本印刷（株）は、カーナビゲーションシステムなどの車載用ディスプレーの外側の額縁（ベゼル）が無い、ベゼルレスタイプに最適で、かつ事故の衝突時に割れたガラスの飛散を防ぐ「高機能ガラスカバー」を開発した。
近年、カーナビゲーションシステムにおいては、ベゼルレスタイプのディスプレーが登場し、画面を最大限に活かしたデザイン性が評価され、とくに高級車での採用が広がっており、最表面にタッチパネル用ガラスカバーが使われるケースが増えている。そのため、事故の衝突などでガラスカバーが割れてケガをしないように強化ガラスを採用する必要性が高まっているが、現時点では強化ガラスは高価であり、コスト負担が大きくなるといった課題がある。
このような課題に対して、今回、同社が開発した「高機能ガラスカバー」は、ガラスのエッジとコーナーまでをフィルムでカバーした構造で、事故時のガラスの飛散を防ぐとともに、強化ガラスよりも安価なソーダライムガラスを採用することで、大幅なコスト削減を実現する。
