池田紙器工業(熊本)
初の国産断裁機導入で信頼と安心感
断裁精度と安全性を両立勝田断裁機が安定した品質にも貢献
地域と人を育む企業姿勢、次代を見据えて
同社が目指すのは、単なる紙器加工業者ではない。人を育て、地域と共に歩み、社会の課題に向き合う企業としてのあり方を模索している。
富合工業団地内に立地する同社工場では、衛生面を重視した設備投資を行い、エアシャワーの設置や温度・湿度管理などを通じて、食品・化粧品業界の衛生基準にも対応できる体制を整備している。入口と出口には二重シャッターを設け、さらに捕虫機の導入によって虫の侵入も防いでいる。

衛生面を重視しエアシャワーを設置

二重シャッターと捕虫機を設置し虫の侵入を防止
また、全印工連のCSRワンスター認定やFSC認証、熊本県SDGs登録、熊本県ブライト企業認定など対外的な評価も多く取得している。そして同社は形式的な取得に止まらず、「従業員を大切にし、雇用を生み、地域に貢献する企業であり続けたい」という理念が根底にある。
「当り前のことをきちんと積み重ねていく。社会のニーズが多様化する中で、今後も衛生管理や人手不足といった課題に技術と誠実さで応え続けたい」と池田常務。とくに強調していたのは、人材育成の重要性だ。加工に特化した企業だからこそ、最終的に力となるのは『人』であり、その力をどう伸ばすかが企業の未来を左右する。
経験と創意工夫を重ね、顧客のニッチな要望にも応えていく池田紙器工業。勝田断裁機は、陰からその歩みを支えている。