ホクトコーポレーション、圧倒的な色再現力を評価〜高効率・低コストで競争力を強化
29インチ枚葉UVインクジェット印刷機「AccurioJet 30000」導入
多品種・小ロットのニーズが高まる印刷業界。従来の印刷手法だけでは利益確保が難しくなりつつある。そのような課題を解決すべく(株)ホクトコーポレーション(宮城県仙台市、及川文和社長)は、コニカミノルタ製の29インチ枚葉UVインクジェット印刷機「AccurioJet 30000」を導入。コストや手間を抑制しながら高い印刷品質を実現している。この導入を契機に同社では従来は、対応が難しかった領域にも提案の幅を広げ、さらなる事業成長を目指している。

小ロット印刷もオフセットで対応〜コストや生産性に課題
ホクトコーポレーションは1978年の創業以来、仙台市で印刷業を営んできた。印刷のみならず印刷物の企画・制作も行っており、近年は動画制作に特化したスタジオや配信サービスを運営するなど、多様な面から法人や個人のお客様の情報発信を支援している。
環境に配慮した取り組みにも積極的で、水なし印刷や石灰岩を主原料とする代替紙「LIMEX」を積極的に活用。及川社長は、「実際はともかく、印刷業は社会的に、環境に良くない面があるという印象を受けやすい。それを払拭したいと考えていた。とくに水なし印刷は、従来の印刷工程で必要な化学物質の使用を大幅に減らせるため、従業員の職場環境改善にもつながると考え取り組みを進めてきた」と語る。
同社は、一部のバリアブル印刷でトナー機を利用していましたが、それ以外はすべてオフセット印刷機を使用していた。一方で近年は、小ロット・多品種のニーズが高まっており、そのためオフセット向きではない小ロットの依頼もオフセットで対応しており、コストや生産性の面で課題を感じていた。
UVインクジェット印刷機の高品質に驚愕〜生産性にも大いに期待
そのような課題を解決するため、デジタル印刷機の検討を開始。同社が最適と考えたのが、コニカミノルタの29インチ枚葉UVインクジェット印刷機「AccurioJet 30000」であった。同機は、幅広い色域をカバーし、高画質印刷を3,000枚/時という高スピードで実現。安定した用紙ハンドリングや高い見当精度などにより、生産性向上も可能にする。
及川社長と一緒にコニカミノルタを訪問した同社・印刷部の宮澤誠一部長は、次のように語る。「これまでずっとオフセット印刷を専門にやってきたので、実際に見るまでデジタル機がここまで進歩しているとは知らなかった。大きなコピー機程度に考えていたら、予想を遙かに上回る印刷品質で驚いた」
さらに同行した丸田俊幸工場長も「事前にいくつか用紙を指定して印刷できるかを尋ねていたのだが、すべて問題なかった」と振り返る。

同社がAccurioJet 30000に期待したのは、印刷品質だけではない。製版や印刷後の乾燥工程が不要になり、色や見当の調整も短時間で済むため、生産性向上にも期待を寄せていた。導入を決断し、2026年1月に搬入。試用と調整を繰り返し、2月後半から本格稼働をスタートしている。なお、チェック作業を自動化できるオプションの品質検査ユニットも併せて導入した。















































