ページの先頭です

ホクトコーポレーション、圧倒的な色再現力を評価〜高効率・低コストで競争力を強化

29インチ枚葉UVインクジェット印刷機「AccurioJet 30000」導入

発色の美しさを広く訴求〜顧客からの反響も拡大中

 利用開始にあたっては、色の調整などをコニカミノルタがサポート。「当社にはノウハウがないので、不明な点をコニカミノルタとやり取りして調整していった。丁寧な対応に感謝している」(及川社長)

 実際に使ってみて同社が最も評価しているのが、導入前から期待していた発色の美しさだ。AccurioJet 30000は、RGB印刷も可能なため、従来は再現が難しかったビビッドな表現が可能となる。及川社長は、その優位性について次のように評価している。

2026_ij_hokuto_rgb_km.jpg
高画質かつ幅広い色域でビビットな表現が可能

 
 「RGBをCMYKに変換すると色域が狭くなるので、すべての色を再現できない。デジタル印刷でも、すべてが再現できるというわけではないが、圧倒的に色のレンジが広くクオリティが高い。営業も求めていた高性能といえる。今のところ宮城、山形、秋田、岩手エリアで、この機械を持っている会社はないと聞いているので、その点からもアピールがしやすい」

 同社はAccurioJet 30000のメリットを分かりやすく紹介したチラシを作成。加えて、その美しさがよく分かるサンプルを、複数の用紙や加工手法を使って作成した。現在、営業担当者がチラシとサンプルを持って、顧客にアピールしている。

 及川社長は「一部のお客様からは早くも反響をいただいている。従来トナー機で作成していたバリアブル印刷の追加注文をAccurioJet 30000で作成して納品したら、お客様があまりにもキレイになったと驚いて、わざわざ連絡をもらったほど」と語っている。


 同時にデジタルならではの色の安定性も評価している。「オフセットはオペレーターのスキルや機械の調子、気温や湿度などによって仕上がりが変化するが、デジタル印刷機は変わらない。そこで現在は、過去のデータも読み込ませた上でAccurioJet 30000の出力を当社の色の基準としている」(及川社長)

 AccurioJet 30000は、データや紙などの条件が同じであれば同様の色調で繰り返し印刷できるため、増刷時も安定した品質で印刷できる。そこで今後は、会社案内のように内容が頻繁に変わるものは一度に大部数を刷るのではなく、少部数で刷って必要になれば修正して増刷するといった提案を考えているという。

予備紙の大幅減でコストメリットを実感〜調整や乾燥の手間も大幅に削減

 AccurioJet 30000は、生産性向上とコスト削減にも役立っている。現在様々な資材が値上がりする中、紙も値上げが続き、一部には品薄状態も起きており、印刷会社を悩ませている。調整に手間がかかり、加工ミスも考慮する必要があるオフセット印刷は、どうしても一定数の予備紙が必要となる。部数が多ければ誤差の範囲だが、小ロット印刷ではかなりの負担となる。その点AccurioJet 30000は、予備紙が少なくて済み、用紙コストが抑制可能となる。

 「AccurioJet 30000を使うことで、現在の資材高騰のような外的な要因を吸収しながら、コスト競争ができるようになる。この効果は、当初想定していなかったがコストメリットは計り知れないと感じている」(及川社長)

 調整に時間がかからず乾燥の必要がない点も、生産性や時間短縮の効果が高いと評価している。宮澤部長は「オフセットは刷り始めるまで1〜2時間ほどかかるが、AccurioJet 30000はデータを送れば10〜15分程度で刷り始められ、時間も手間もかからない」と語っている。

 これを受けて丸田工場長も、「まだ手探りのところはあるが、メンテナンスはしやすいと感じている。印刷後に乾かす必要がないので、100部程度なら午前中に受けて午後納品も可能だと期待している」と続けた。

AccurioJet 30000の活用で提案領域を拡大

 同社は、AccurioJet 30000の利用を開始してから間もないため、現在チラシやサンプルを使って、顧客にメリットを紹介している。少しずつ認知が広がりつつあり、今後さらなる拡大に取り組んでいく。

2026_ij_limex_hokuto_km.jpg
環境配慮素材「LIMEX」を用いた印刷にも対応

 
 最後に及川社長は、「これまで金額や納期が合わないなどの仕事は、仮に受けたとしてもコストが合わなかったが、AccurioJet 30000を活用することで、収益化できるかもしれないと感じている。今までターゲットにならなかったような仕事も受注可能になると期待している」と語った。

◎出典=コニカミノルタジャパン情報サイト「つながるプリントラボ」

注目コンテンツ