ページの先頭です

キヤノンPPSとホリゾン、印刷の未来を実演で提案

次世代自動化システムを国内初公開

 キヤノンプロダクションプリンティングシステムズ(株)(キヤノンPPS)と(株)ホリゾンは、高速枚葉インクジェット印刷機「varioPRINT iX3200」にデジタル印刷向け中綴じ製本システム「iCE STITCHLINER Mark V」をインライン接続したプリンターインライン中綴じ製本システムを構築。6月18日に滋賀県高島市のホリゾン本社びわこ工場内「Horizon Innovation Park(HIP)」において開催され、50名超が参加したイベント「varioPRINT iX3200とホリゾン加工機が創る印刷の未来」では、この最新自動化システムが国内で初公開された。

canon_pps_horizon_05.jpg
国内初公開となったvarioPRINT iX3200とiCE STITCHLINER Mark Vで構成されたプリンターインライン中綴じ製本システム

 国内初公開されたプリンターインライン中綴じ製本システムは、高速枚葉インクジェット印刷機「varioPRINT iX3200(以下、iX3200)」とデジタル印刷向け中綴じ製本システム「iCE STITCHLINER Mark V(以下、iCE STITCHLINER)」で構成された次世代ブックレット制作ソリューション。印刷から中綴じ・断裁までを一貫して自動化し、オペレーターの負荷を軽減した効率的な生産フローを実現する。

 iX3200は、新開発の「ポリマーナノインク」と高性能1,200dpiヘッドで、多彩な用紙においても高画質な印刷を実現する枚葉インクジェット印刷機。A4で最大毎分320ページの出力速度とダウンタイムを抑える機構により、高い生産性を実現している。

canon_pps_horizon_2_tn.jpg
varioPRINT iX3200

 
 iCE STITCHLINERは、A6からA4E綴じサイズの中綴じが可能なデジタル印刷向け中綴じ製本システム。ロール紙とカットシートの給紙切り替えを短時間で行えるので、さまざまなプリンターから出力されたデジタル印刷に柔軟に対応する。今回の展示モデルは、用紙回転装置、表紙給紙装置、集積折装置、鞍掛け中綴じ機、三方断裁機で構成されている。

canon_pps_horizon_3.jpg
高精度後加工機をインラン接続

 

 イベント開催に先立ち、挨拶したキヤノンPPS・マーケティング統括本部商品企画本部の竹政繁本部長は「本日は、varioPRINT iX3200とiCE STITCHLINER Mark Vをインライン接続した印刷から中綴じ製本までの一気通貫の工程を披露する。デジタル印刷ならではの柔軟性と高度な自動化システムを融合することで業務のプロセスがどれほど効率化できるのかを実際に体感してもらいたい」と今回のメインデモンストレーションについて言及。また、竹政本部長は、「varioPRINTiX3200は、グローバルで500台超の出荷実績がある。その実績の傾向としてフォトブックなどの写真印刷事業を展開する顧客への導入が広がっている」と説明した上で、今回のイベントでは、ドイツの用紙メーカーのiX3200専用用紙を使用したフォトアルバムのサンプルも展示していることを明らかにした。

caon_horizon_4.jpg
フォト関連のサンプルも展示

 
 イベントの第1部では、(株)バリューマシーンインターナショナルの宮本泰夫副社長を講師に迎え、「自動化が改めて問い直すデジタル印刷の優位性」をテーマに講演が行われた。

 第2部では、HIP内ショールームに移動してプリンターインライン中綴じ製本システムによるデモを見学。披露されたデモは、Web to Printでの受注生産を想定して実施。Web to Printで受注した複数のオーダー情報をMISからキヤノン製の業務マネジメントソフトウェア「Connect Works Manager R2(CWM R2)」に送信。そしてCWM R2で判定別・加工別にソートして最適化した工程で印刷が行われる。

 披露されたデモは、5種類の印刷物を2回に分けて生産する内容で実施された。最初は、A4の印刷・中綴じ製本3種、併せて無線綴じ製本の表紙と本身を一気通貫で印刷・製本を行う工程を披露した。

 印刷・中綴じ製本では、グロスで8P物を10部、マットで8P物を10部、グロスで12P物を10部と複数の用紙が混在するジョブを実行した。無線綴じ製本では、ニアライン設置されたホリゾンのデジタル印刷向け書籍製本システム「Smart Binding System」で加工実演が行われた。

canon_pps_horizon_6.jpg
中綴じ、無線閉じの冊子やフォト印刷など5種のデモを披露

 
 今回のシステムでは、スタッカーを装備しているため、中綴じ製本専用ラインではなく、多彩なアプリケーションにも柔軟に対応できるシステムとして構成されている。このデモも表紙にアートポスト(209.4gsm)、本身に上質(81.4gsm)を使用するなど、紙厚の違う用紙でも効率的に印刷できることを実証した。

 2回目の印刷では、A5の印刷・中綴じ製本とフォトL判(用紙はダルアート)の印刷が行われた。印刷後は、ホリゾンのロータリーダイカットシステムでL判写真に仕上げられ、写真やカード、名刺などの幅広い業務の生産にも活用できることをアピールした。

注目コンテンツ