パラシュート、アクリルグッズの量産へ〜印刷速度と材料コストを大幅改善
アクリル製造トータルソリューションの提供開始
パラシュート(株)(本社/東京都世田谷区、兵藤伊織社長)は7月13日、アクリルグッズ市場向けに、大ロット対応アクリル板の販売を開始するとともにUV糊貼り合わせ機「NKL-480」および両面貼り合わせ機「YHD-5070」を組み合わせた新たなアクリル製造ソリューションを発表した。同ソリューションは、従来主流であったダイレクトUVプリンターによるアクリルへの直接印刷ではなく、あらかじめ高速デジタル印刷機で印刷したフィルムをアクリル板へ貼り合わせる製造方式を採用することで印刷速度の向上と材料コストの最適化を同時に実現するもの。

近年、アクリルスタンドやアクリルキーホルダーなどの市場は、拡大を続けている一方で製造現場では生産能力や材料コストが収益性を左右する重要な課題となっている。その課題解決の新たな運用方法として同社は今回、「印刷方法」と「材料調達」の両方を見直すことで、アクリルグッズ製造の新しいスタンダードとして提案している。
従来のアクリルグッズ製造では、ダイレクトUVプリンターで1枚ずつアクリル板へ直接印刷する方法が一般的となっている。しかし、この方法では生産数量が増えるほど印刷工程がボトルネックとなり、生産能力の限界、長時間の設備占有、繁忙期の納期対応、オペレーター負荷といった課題が顕在化していた。
今回提案するフィルム貼り合わせ方式では、印刷済みフィルムをNKL-480またはYHD-5070でアクリル板へ高精度に貼り合わせることで製品化するもの。印刷工程を高速なデジタル印刷機へ置き換えることで、生産速度を大幅に向上させ、大量生産にも柔軟に対応できる体制を構築する。さらに今回販売開始したアクリルを使うことでトータルコスト削減にも寄与できる。

今回販売を開始したアクリル板は、中国・韓国の優良メーカーとの直接連携により、大ロットでの安定供給を実現。これにより中間流通コストの削減、大ロット価格による材料費の最適化、安定した品質、安定供給体制を実現し、材料調達に伴うリスクや価格変動を抑えることが可能となる。
さらに取り扱うアクリル板は、NKL-480とYHD-5070に最適化されたサイズを採用しており、生産効率を最大限に高める設計となっている。

フィルム貼り合わせ方式を採用することで、印刷工程とアクリル加工工程を独立して運用できる。そのため印刷設備は高速印刷に専念、貼り合わせ設備は連続加工に専念、生産ライン全体の稼働率向上、工程ごとの最適化が可能となる。
現在のデジタル印刷市場では、印刷機の高速化・高画質化が進む一方、その性能を十分に活用できる新たな用途開拓が求められている。同ソリューションは、高速デジタル印刷機で印刷したフィルムを活用することで、印刷会社が既存設備を生かしながらアクリルグッズ市場へ参入できる新たな選択肢を提供する。
同社は、単純にアクリル板を販売するのではなく、印刷会社がより速く、より低コストで、より利益を生み出せるアクリル製造モデルとして提供していくことを目的としている。具体的には、機械販売だけでなく、アクリル板・UV糊・貼り合わせ設備・加工ノウハウを一体で提供することで、印刷会社の新たな収益モデルの構築を支援、「印刷する」だけではなく、「より速く、より安く、より利益が残る製造方式」として提案することで印刷会社の新たな成長を支援していく。















































