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FFGS、機械・材料・サービスを「三位一体」で

「寄り添う」サービス〜営業視点で経営上の提案も

質の高い印刷品質管理の仕組みまで

 FFGSのサービスが他社と異なる点は、材料トラブルや、お客様が持っているデバイスと品質までを含めたワンストップサービスに対応している点だ。松川部長も「ここが一番の強みになる」と話す。その代表的なソリューションが「FFGS QC Navi」である。

 これは、長年にわたる印刷診断活動で得たデータや独自の知見・ノウハウを活かし、顧客の生産設備に合わせた課題解決から、印刷品質の維持管理までをワンストップでサポートするソリューション。FFGSでは、以前から印刷品質管理ソリューション「GA Smile Navi」など、いくつかの品質マネージメントソリューションを展開してきたが、これらは縦軸のサービス構成に留まっていた。しかし、FFGSが展開する印刷経営のメソッド「最適生産ソリューション」の概念である「オフセットとデジタルの共存」の実現には、やはり統合的な品質マネージメントソリューションが要となることから、従来のオフセット印刷向け、POD向け、プルーフ向けといった事業別で縦軸に分かれていたソリューションを統合し、「FFGS QC Navi」として展開している。

 「現在、富士フイルムビジネスイノベーションジャパンとの技術連携が進み、横の繋がりも強化されている。その中で『QC Navi』は、オフセット印刷分野で技術基盤を持つFFGSの質の高い印刷品質管理の仕組みとして、富士フイルムビジネスイノベーションジャパンでもひとつの訴求ポイントとして展開している」(松川部長)

 一方、橋部長は「QC Navi」について、「印刷品質を整えるということは印刷現場だけでなく、経営的な視点で捉えることができ、経営上での最適化やコストメリットに大きく貢献する。さらにオペレーションが平易になることで、教育訓練コストの削減にも繋がるだろう。FFGSには経営層に強い繋がりを持つ営業部隊がいる。その接点を通じて、経営上のメリットを訴求し、旧富士フイルムGSテクノのエンジニア部隊が形にする。経営に大きなインパクトを与える提案ができるのも統合による大きなアドバンテージ」と語る。

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サービスの質で選ばれるように

 取材の最後に松川部長は「スペックや価格よりも、サービスの質でものを買ってもらえるようにしたい。我々が目指すところはそこに尽きる」との想いを語ってくれた。

 また、橋部長は、「我々のサービスは、旧来の機器メンテナンスから、『QC Navi』のような品質に関するもの、あるいはソフトウェア、SIなどへと広がり、そのビジネスモデルがやっと開花しつつある。ここでようやく弊社社長の山田が言う『お客様に寄り添って課題を解決する』という想いを具現化できるようになる。今後も新しいサービス像を描き続けていくことが、我々、ひいてはFFGSの使命であると考える」と語っている。

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