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視点の行方

サプライメーカーの課題分析

印刷ジャーナル 2009年1月15日

 世界的な経済状況の悪化は、日本のデジタルイメージング市場にも非常に大きなダメージを与えている。このような状況の中、サプライ市場に関わるハードウェアメーカー、サプライ、サービス提供メーカーは、冷静に現状把握を行ない、迅速に次の一手を打つことが必要になる。
 インフォトレンズが1月22日に東京コンファレンスセンター・品川で開催する「サプライ(消耗品)市場コンファレンス2009」は、このような状況下、市場で勝ち残るためのヒントが詰まったコンファレンス。各メーカーが乗り越えなくてはならない課題に対してどうすべきかを、ベテラン欧米アナリスト2名が講演。調査に裏付けされた信頼性の高い、かつ独自の視点で切り込んだ分析が3つのチャプターから報告される。
 最初のチャプターでは、デジタルプリンティング業界の今後の動きについて取り上げる。インフォトレンズが機器バイヤーの購買傾向について最近調査した結果を基に、経済概況とその影響について解説。プロダクション環境、オフィス環境、またコンシューマ環境でのプリントボリューム、機器、サプライの使用に現在の景気不況がどのように影響するかについて探り、デジタルイメージング産業において、どの分野が最も景気の影響を受けているのか、また、どの分野が最も影響を受けずに済んでいるのか。カラーとモノクロ商品では経済不況がもたらす影響はどのように違うのか。業界への提言とベンダーが脅威にどう立ち向かえばよいかなどについて、踏み込んだ解説が行なわれる。
 また、国、西欧のサプライ市場の概況と2007年実績および2012年までのフォーキャストについて解説。設置台数(MIF)動向、分野別また・機器種類別のプリントボリューム、トナー、感光体、EPカートリッジ、インクカートリッジを含むサプライ品利用状況についての予測分析を発表。シングルファンクション対MFP(インクジェット、電子写真)、A3対A4、モノクロ対カラーのトレンドを抑える。また紙需要の関連情報についても解説する。
 全体市場の動向について発表した上で、2つ目のチャプターでは、インフォトレンズのサプライ市場調査の中でも強みである電子写真、およびインクジェットそれぞれにおける純正品並びにアフターマーケット(サードパーティ)品の比率やプレーヤーの動きについて解説する。
 最後のチャプターでは、今後のサプライ市場で勝ち組になるための必須トピックを3点取り上げる。
 1つの特許が市場を根底から変えかねない知的財産権の最新トピック、ユーザーのプリントボリュームを制するのは誰なのかを決定づけるマネージド・プリント・サービス(MPS)、地球規模で取り組むべき環境問題への適応について分析する。また、欧米市場規模に追従するBRICs市場について調査結果を基に解説する。