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アマナ、世界最高レベルのクオリティ評価〜swissQprint「ニアラ3」導入

2018年7月25日

 (株)アマナ(本社/東京都品川区、進藤博信社長)は、広告ビジュアル制作業界の最大手。企業の「コンテンツパートナー」として、WEBやマスメディア、各種イベントなど、様々なコンテンツのアウトプットを目的に応じて世界最高レベルの手法を選択し、クライアントの期待に応えている。そんな同社が大型プリント展示のアウトプットの手法として今年4月に導入したのが、swissQprint社のワイドフォーマットインクジェットプリンタ「NyalaIII(ニアラ3)」だ。今夏に長野県の御代田町(みよたまち)と共同開催する「浅間国際フォトフェスティバル」に向け、連日フル稼働で生産を続けている。

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進藤 社長

フォトフェスに向けてフル稼働

 同社の仕事は、企業の様々なビジュアル、コンテンツの制作・管理・活用のニーズに応える「コンテンツパートナー」として、様々なビジュアルコミュニケーションを提案し、企業やブランドの付加価値を最大限に高めることだ。例えば、同社グループのアマナサルトでは、世界最大級のプラチナプリント工房を構え、著名作家や企業との高品質ポートフォリオ、エディションプリント、写真集の企画・制作、販売などを行うプラチナ出版事業を展開している。進藤社長は「1枚数百万円で販売する著名作家の写真をアウトプットするのであれば、それに見合ったクオリティのプリンタを選択しなければならない。当社ではこの考え方に基づき、アウトプットの目的に応じて、世界最高レベルの手法を選択している」と説明する。

 そんな同社が大型プリント展示のアウトプットの手法として選択したのが「ニアラ3」だ。これまで、大型プリントのアウトプットは協力企業への外注なども活用しながら対応していたが、「コンテンツソリューションの企業として、企画から制作、イベントの集客までを垂直統合でやりたいという思いがあった。様々な実験を行い、ノウハウを貯めていくためである。外注ではそれはできない。そんな中、ニアラ3のクオリティの高さに一目惚れして導入を決めた。ニアラ3は、アーティストのこだわりを実現できるプリンタである」と進藤社長は評価する。

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連日フル稼働する「Nyala III」

写真でもドット感の出ない滑らかなグラデーションを実現

 同社ではこのほど、写真やイラストの最高品質のデジタル出力から各種パネル化、額装のサービスを行う「FLAT LABO(フラットラボ)」の事業を譲り受けた。本社近郊にアウトプット設備を集約した拠点を開設し、「ニアラ3」は同拠点に納入されている。

 実際にニアラ3を稼働させている「FLAT LABOディビジョン」の小須田翔マネジャーは、「様々なメディアにハイクオリティに出力することができる。UVプリンタの場合、写真にドット感が出ることが多いが、写真の出力もドット感が出ることなく滑らかなグラデーションを出すことができる」と高いクオリティを最大限に評価。また、生産性についても「B全サイズ(1,080×1,080dpi)であれば、1枚5分程度で出力できる。3m×4mの大型サイズでも15分ほどで出力できる」と満足げに話しており、同社が求めるクオリティと生産性を両立させたUVプリンタであることは、現場のコメントからも確認できる。

 同チームでは現在、今年8月に開催されるフォトフェスティバルに向けて「ニアラ3」をフル稼働で生産させている。

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「3m×4mの大型サイズでも15分ほどで出力できます」と小須田マネジャー(出力作品 ©HIRO ISHIKAWA / hue inc.)

写真で町おこしへ〜「浅間国際フォトフェスティバル」のアウトプットに活躍

 現在、世界中で「フォトフェスティバル」というイベントが活発化している。同社はコーポレートミッションに「ビジュアルコミュニケーションで世界を豊かにする。」ことを掲げており、その一環として2017年より御代田町(所在地/長野県北佐久郡御代田町、茂木祐司町長)とともに地域ブランディングの一環として「写真による町おこし」に取り組んでいる。そして、今年8月11日から9月30日まで、「文化・高原公園都市」を掲げる御代田町と共同で「浅間国際フォトフェスティバル」を開催する。

 「このフォトフェスはフォトグラファーとしてスタートした私が温めてきた一大イベント。四季折々の豊かな自然に恵まれた環境と大型の屋外写真展示を組み合わせることで、今まで体験したことのない"五感を刺激する"写真の楽しみ方を提案するものである。 2019年の本格開催に向け、今回はプレイベントとして、旧メルシャン軽井沢美術館跡地を中心に、国内外で活躍する作家によるアートフォト作品と御代田町の自然が調和した、ほかにはないユニークなフォトフェスとなる予定である。御代田町が日本の写真文化の交流拠点となり、当社のビジュアルへの知見を生かし、地域と写真の魅力を世界的に発信することを目指している」(進藤社長)

          ◇                 ◇

 「ビジュアルコミュニケーションで世界を豊かにする。」をコーポレートミッションとする同社。進藤社長は「その実現に向けて、まずはプレ開催である今年のフォトフェスを成功させる。そして当社の創業40周年となる来年の本番のフォトフェスにつなげていきたい」と話しており、これに向けて、「ニアラ3」をフル稼働させて勝負していく考えだ。

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