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FFGS、「SUPERIA」による省資源効果①=インキ使用量削減

2015年10月9日

「XMF」とFM・高精細スクリーニング

 富士フイルムグローバルグラフィックシステムズ(株)(真茅久則社長)が展開するオフセット印刷分野向け省資源ソリューション「FUJIFILM SUPERIA」。今年4月の発表以来、同ソリューションを活用した省資源の取り組みが着々と広まり、さまざまな成果が表われている。今回、その中から、インキ削減効果を挙げているユーザー事例を紹介する。

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 「FUJIFILM SUPERIA」のインキ削減効果は、ハイブリッドワークフローシステム「XMF」の「インキ削減機能」、FMスクリーニング「TAFFETA」、高精細スクリーニング「Co-Re SCREENING」により、インキ使用量が最大約25%(FFGS検証による)削減できるもの。コスト削減が図れるだけでなく、インキの乾燥性も向上し、作業効率アップなどのメリットが得られるのも大きな特長だ。
 「XMF」に標準搭載されているインキ削減機能は、CMYの掛け合わせによるグレー部分を、Kの濃淡で表現することで、トータルの網点面積率を減少させ、インキ総量を削減する機能である。PDF上ではなく、演算時にインキ削減を実施するので、透明効果やオーバープリントなどのグラフィック処理も正確に保持できる。インキ削減の強度は自在に設定可能。あらかじめ削減レベルの設定を複数用意しておき、印刷条件に応じて最適なものを呼び出して適用することもできる。
 一方、富士フイルム独自の高精細スクリーニング「Co-Re SCREENING」およびFMスクリーニング「TAFFETA」の活用でも、インキ膜厚が薄くなることから、インキ総量が削減できる。加えて、色再現領域の拡大や彩度向上といったメリットも得られるため、印刷物の「付加価値アップ」と「コスト削減」という相反する要求を同時に満たすことができる。
 これらのソリューションは、網点再現性に優れ、刷りやすさに定評のあるサーマルCTPプレート「XP-F」と合わせて使用することで、より大きな効果を生み出し、実際に効果を挙げている実践先を以下に紹介する。

           ◇          ◇

▽服部プロセス(株)(兵庫県)
 服部プロセスグループは、「XMF」を基軸にしたワークフローの構築により、「印刷業務・コストの見える化」など、さまざまな変革を進めているが、インキ削減機能とCoRe Screen250LPIも有効活用し、大きな効果を挙げている。画像面積の多いポスターでは、CMYがそれぞれ約50%の削減、Kが約55%の増加となり、トータルでは25%のインキ量削減を達成。雑誌、カタログ等を含む様々な仕事全体では、インキ量を平均で15%削減できたという数値も得られた。また、これによって裏移りが激減し、印刷から後加工に入るまでの時間も削減でき、生産性においても大きなメリットを実感しているという。
 服部晴明社長は、同機能のメリットについて次のように語っている。
 「ドットゲインやベタ濃度の印刷条件変更の必要はなく、この機能を有効にするかしないかの選択だけで、簡単にインキ削減効果が得られる。お客様の要望に応じて、削減量を調節できるのもありがたいポイント。また、インキ量の削減によって乾燥が早くなり、油性インキでも、従来40分ほどかかっていたところ、10〜15分程度まで短縮できている。その結果、パウダーの量も大幅に減少した」

▽大場印刷(株)(山形県)
 チラシなどの商業印刷物、書籍、学習参考書などを中心に手がける大場印刷では、オフセット輪転機のインキ削減目標を立て、「XMF」のインキ削減機能を活用することで目標を達成した。
 同一顧客の衣料品関係のチラシで、4ヵ月にわたりインキ使用量を集計し前年度と比較した結果、従来と比較して、Cが45%、Mが22%減少。Kは85%の増加となった。一方、本来使用量が減るべきYが15%増えていることがわかり、原因を分析したところ、食品のチラシなどで、商品の見映えを重視しイエローを強めに印刷している傾向に気づくことができた。そのため、現在、Yを出しすぎないよう調整している。現実的なインキ削減のメリットとしては、コスト面で相対的に高価なC・Mのインキが大幅に減少したため、Kインキの比率が高まってもトータルコストの削減が図れた。

▽(株)野毛印刷社(神奈川県)
 同社は、小ロット・短納期要求と、高レベルの品質要求に同時に応えるべく、生産性向上・品質向上を徹底追求しており、その一環として、AM175線から高精細スクリーニング「Co-Re SCREENING」250線への切り替えを実施。絵柄の濃度を合わせるため、従来に比べてカーブを4〜5%下方に補正した結果、AM175線時の調子再現を維持したまま、5〜7%のインキ量削減を達成した。加えて、高精細化によって印刷品質が大きく向上し、宝飾・アパレル分野などのクライアントから高い評価を得ている。

           ◇          ◇

 このように「FUJIFILM SUPERIA」によるインキ削減効果は、「資材の節減」「コスト削減」のみならず、「生産性向上」「印刷品質向上」なども合わせた複合的なメリットに結びついている。FFGSでは今後も、「FUJIFILM SUPERIA」を核とした省資源ソリューションを印刷業界に広く提供し、その成果をさまざまな形で紹介していく。

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