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北東工業、印刷通販「プリントビズ」全面リニューアル 〜 プロユーザー向け機能最適化

2013年11月6日

 「安心の印刷工場をモニター越しにリモートコントロールする」--そんなサービスコンセプトを掲げる印刷通販サイト「プリントビズ」がこのほど、100項目以上の改善や新機能を盛り込んだ全面リニューアルを実施した。プリントビズは、「製造業としての責任」を明確にし、プロユーザーの要求に高い次元で応える北東工業(株)(本社/大阪市中央区上町1-19-4、東條秀樹社長)が展開する総合店型印刷通販ブランドだ。今回の全面リニューアルもプロユーザー(BtoB)向けサービスの最適化に焦点が当てられている。


print_biz_t_t.jpg 分業化が進む大阪の市場で多店舗展開し、ピーク時はデザイン・印刷関連企業およそ3,000社以上に対し、プロのための共同生産工場としてサービスを提供してきた北東工業。そんな同社が全国規模のネット通販印刷への参入検討を始めたのはおよそ12年前のことだ。「Web営業所プロジェクト」と称して「大阪市内を網羅する営業店舗をWeb上にも開設する」というコンセプトのもとサイト開設準備を進め、2007年2月、印刷通販サイト「プリントビズ」をオープンした。
 「下請けのスーパー」「安心の生産工場」を標榜してきた同社は、「安定した高品質を、圧倒的な瞬発力で...」という基本理念のもと、常に最新鋭の生産技術・設備を取り入れることでプロの要求に高い次元で応えてきた。とくに多品種・小ロット・短納期印刷の生産体制強化に特化してきた同社にとって、印刷通販ビジネス参入における「ストレス」はほぼなかったという。
 「企業ドメインは何ら変わらない。印刷製造業としての品質保証、信頼感はそのままに、徐々に軸足を移しながら、地に足の着いた印刷通販サービスを展開してきた」と東條社長は振り返る。しかし、現在500〜600億円規模とされる日本の印刷通販ビジネス市場が、将来的には少なくとも5,000億円規模にまで拡大すると予測される中、北東工業として経営資源をプリントビズ事業に傾注し、抜本的な業態変革の実践を決意した。すでにここ数年で4台の印刷機を新設したほか、遊休スペースの整理と集約移設、プリントビズ型ワークフローに適した工場レイアウトの変更など、「製造業としての責任・誇り」を担保できる受け入れ準備を終え、今年からそのアクセルを強く踏み込んでいる。その総仕上げとも言えるのが今回のサイト全面リニューアルだ。

printbiz_201311_ss.jpg 北東工業のコンセプトは明確だ。「プロユーザーのための生産工場」である。営業、制作、デザインといった川上部門を備えない代わりに、首から下の製造工程は多岐に亘って充実させ、「できないことの少ない印刷会社」としてワンストップサービスを実践してきた。そのため、プリントビズのユーザーも7割以上をプロユーザーが占めている。今回の全面リニューアルも、メインターゲットであるプロユーザー(BtoB)向けサービスの最適化に焦点が当てられている。
 同プロジェクトを統括する取締役事業推進部長の塚脇一輝氏は、「印刷通販ビジネスの将来を考えたとき、そのシステムには、やはりBtoBにおける受発注フローの最適化が求められる」とし、今回の全面リニューアルでは、もちろんユーザーにストレスを感じさせない、直感的な操作が可能なサイトのユーザビリティに大幅な改善が加えられているわけだが、その基幹となる部分には企業間商取引に必要とされる柔軟な機能が付加されていることを強調している。
 そのコンセプトを明確にカタチにしたのが、ユーザー属性や発注履歴などに基づいた導線設計の最適化だ。印刷通販の多くは、印刷を生業としない一般ユーザーに向けたサイト設計になりがちである。トラブルや誤解を招かないように丁寧な表現や手法を追求するからだ。しかし一方で、手慣れたユーザーにとってはかえって面倒なシステムにもなってしまう。
 例えば、同サイトが開設以来独自のサービスとして提供し、好評を得てきた「プレビュー承認」機能についても、すべてのユーザーが望んでいるわけではない。同社ではデータ入校後、業界最速の3時間以内を目安にデータチェックを終え、プレビュー承認を提示しているが、急ぎの仕事の場合でも、顧客はこのプレビュー承認の連絡と確認作業を待たなければならない。
 今回のリニューアルでは、このプレビュー承認を省略できるほか、ユーザー属性に応じた管理画面(マイページ)のカスタマイズ表示や発注履歴などに基づいたレコメンド機能も搭載することで、ユーザーは欲しい情報に素早くアプローチでき、スムースな発注作業を行えるようになっている。
 さらに、これまでサイトメニューにはないが定期的に別途見積もりや来店で対応していた商品についても、ユーザー限定商品としてサイトメニューに組み込まれ、そこから発注できるようになる。ログインするとそのユーザーだけに用意されたメニューが表れるというイメージだ。
 また、価格やメニューラインナップの変動が激しいことからこれまで難しかった再注文機能も今回盛り込み、ユーザーは改めてデータを再入稿することなくリピート発注できる。
 さらに今回は、スマホやタブレットにも対応する。この機能は今後のリリースとなるが、進捗確認やプレビュー確認はもちろん、発注作業や入稿作業までを想定したものになるという。「スマホからのアクセスは15%程度まで増えており、無視できないようになってきた」(塚脇部長)
 一方、新規登録会員対策としては、「会員登録なし」から発注作業を進めても、いわゆる「かご落ち」しないような登録〜発注までのスムースなフローを確立している。

      ◇       ◇

 オープンから6年目を迎え、客観的検証のもとで大きく生まれ変わった「プリントビズ」。一気に攻めに転じることで新規登録数、会員発注率、リピート率向上に繋げ、さらなる質の向上に取り組みながら製造業としての責任を全うしていく考えだ。
 「市場から認められる印刷通販会社になるのはそう簡単ではない。そこに求められる要件は思いのほか多く、印刷物製造会社としての本物の強さが要求される。だからこそ、そこに北東工業、すなわちプリントビズの強みがある」(東條社長)

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