渡辺通商、封入封緘業務を省力化〜最新DMソリューションを提案
ダイレクトメールの封入・封緘を手作業で行う場合、数量が多い時ほど作業人員の確保や時間を要するため、悩みの種となっているところも多いであろう。そこで渡辺通商(株)では、そのような問題を解決する手段として、省力化して作業を完結させることができる封入機ISM-370、封緘機CSM-320、BC丁合機A28NEを市場投入している。
封入機ISM-370
ISM-370は、フラップ(ベロ)付の袋を対象とした封入装置。段取り設定入力は見やすい大型タッチパネルで簡単に入力でき、封入物サイズと袋サイズを入力すると自動でセッティングを行ってくれる。封入物の厚さは最大20mmまでとなっており、多くを封入するダイレクトメールにも対応できる。

封入物を手挿し投入する入口コンベアには、標準仕様の1mタイプとロング仕様の2mタイプを用意している。袋補充部は追積フィーダを採用し、機械を停止することなく補充できるようになっている。補充が必要になると音で知らせてくれるので効率よく作業できる。
封入袋の有無や2枚取りなどを検知する厚み検知装置を搭載しており、異常があれば機械を停止し、未然にトラブルを防ぐ。また、仮にトラブルが発生した場合には、トラブル箇所がタッチパネルに表示される。
A4サイズ以下の場合、機械速度は最高1,600回/時。さらに連結コンベアの設置により、封緘機CSM-320との連動使用も可能となっている。
封緘機CSM-320
CSM-320は、あらかじめ糊付けされた剥離紙のついた封筒を対象とした封緘機。封緘したものを右方向へ排出するタイプと左方向へ排出するタイプがある。運転搬送中に剥離紙をエアーで剥がし、そのままダストシュートに飛ばすため、廃棄の手間がかからない。

操作部は、シンプルな操作スイッチとタッチパネルで構成されており、簡単に入力することができる。袋の種類や厚みなどでフラップ部が折れにくい製品もあるが、その場合は折ナイフを使いスジを入れ、折りやすくすることが可能。また、薄物の封入物の封緘時に袋の頭が膨れる場合、排出時プレスローラーを使うことで頭部の膨らみを低減できる。できあがった製品は取り出しやすいテーブルに排出される。
機械速度は最高2,200回/時。また、オプション機能として、アタッチメントを交換することで封緘機から便箋巻機に切替えて使用することが可能。
BC丁合機A28NE
BC丁合機A28NEは、ペラ丁合に最適な機種。丁合可能な最大用紙寸法は470×640mmだが、最小用紙寸法は148×210mm(A5サイズ)まで対応可能で、パンフレットなど封入物になるものも丁合できる。

独自のエアーサクション給紙方式により、紙質は印刷機を通る用紙であれば対応可能。送紙間隔調整機能により、用紙サイズが異なる丁合も容易にできる。さらに全段、合紙が可能で端数丁合も可能となっている。また、モータのインバータ制御と静音設計のドライポンプ使用で低運転音を実現し、機械の負荷を低減している。
基本セッティングは、液晶画面から操作でき、アラーム等の表示もここで確認できる。排出した用紙は独自のバイブレーションジョガーがきれいに揃える。超音波式の増落丁センサを搭載したNEシリーズでは、金、銀色の用紙や透明なフィルムなども検出可能となっている。機械速度は最高3,000回/時。
この他にも、B1用紙サイズ対応のB115NEからB3用紙サイズ対応のB38NEなど多数のラインアップがある。