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ミリアド、デジタルスタンプラリーが躍進

アプリ不要で手軽に参加〜コロナ禍のイベント開催を後押し

 依然として続くコロナ禍において、各種イベントの開催には、感染拡大防止対策の徹底が求められている。そのような環境の中、(株)ミリアド(樋口清政 代表取締役CEO)が運営するスマホコンテンツ制作システム「キュリア」を活用したデジタルスタンプラリーがコロナ禍におけるイベントの集客支援に効果を発揮している。今回、なぜコロナ禍のイベント運営でキュリアを活用したデジタルスタンプラリーが選ばれているのか、などについて事例を交えて紹介する。


 キュリアとは、スマホサイトやキャンペーンコンテンツ(ガチャやスクラッチなど)を「誰でも」「最短1分で」「制作上限なし」でフルカスタマイズして作成できるサービス。配信もデザインQRやNFCシールなど利用者にダウンロードの手間をかけない方法で行うことができる。2019年5月のサービス開始以降、「新規顧客の開拓の武器が欲しい」「受注単価アップの付加価値提案をしたい」といった企業から評価を得ている。

 現在では、20種類以上のコンテンツテンプレートを用意。これによりコンテンツの作成を1から行うという手間を省くことで、今まで外注で発生していたやり取りや社内でも専門担当だけに掛かっていた負担を減らすことができる。

 多彩なコンテンツが制作できるキュリアにおいて、近年のコロナ禍を背景に制作数が急増しているのがデジタルスタンプラリーだ。

コロナ禍の飲食店をキュリアで支援

 神奈川県横浜市鶴見区にあるツルミ印刷(株)は、コロナ禍で苦境に立つ飲食店を支援することを目的に、地元の有志で「♯うちメシ応援プロジェクト実行委員会」を立ち上げ、鶴見区内飲食店のメニューやテイクアウト等の情報を掲載した「♯うちメシ応援プロジェクト(パンフレット)」を発行。2020年4月の第1弾から、同年5月の第2弾を経て、2022年2月には、鶴見区役所と協定を締結して第3弾のパンフレットを発行し、同時にキュリアによるデジタルスタンプラリーを開催した。

 この事例では、デジタルスタンプラリー説明用の店内POPと告知パンフレットにキュリアを採用。参加店舗は、説明POPを展開に設置するだけでデジタルスタンプラリーへの参加を誘導でき、また、参加者もスマホなどの端末からアプリなどをダウンロードすることなく参加できることから、デジタルスタンプラリー開始から、わずか2週間で約140名が参加している。

 飲食店の経営支援と地元自治体の地域活性化にデジタルスタンプラリーで貢献した事例と言える。

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ツルミ印刷の事例

地域活性化にキュリアで貢献

 インクジェットプリント・シルクスクリーン印刷・企画提案に強みをもつ(有)ハタヤは、兵庫県神戸市の須磨区役所の「須磨デジタルスタンプラリー」でキュリアが採用された。

 須磨区役所では、「須磨区内の歴史、文化、自然等の魅力を多くの方に知ってほしい」という思いから須磨区内にある史跡や商業施設、各種観光スポットなどを巡るスタンプラリーを実施してきたが、コロナ禍の現在では、感染拡大防止の観点から、「非接触」というキュリアの特長が評価されデジタルスタンプラリーとして実施された。

 具体的には、12箇所あるスタンプスポットのうち、6箇所以上でスタンプを獲得すると応募フォームに飛べるように設定し、そこからプレゼント抽選に参加できる仕組みとなっている。

 この事例では、アプリレスで参加できることが高く評価された。アプリをダウンロードという煩わしいアクションを要求することなく簡単に参加してもらえるので、若年層だけでなく、シニア層など約400名が参加している。

 受注案件としては、デジタルスタンプラリーの設定と、それに関連するパネルの作成、事務局対応だが、応募フォームに設定した自由記入欄には、参加者の生の声が多数寄せられており、今後のサービス展開へのヒント、そして発注者である須磨区役所とも情報共有し、よりよいまちづくりのために活用してもらっているとのこと。


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ハタヤの事例

商業施設の館内回遊に効果を発揮

 (株)リックコミュニケーションズ経由の(株)高速オフセットの事例では、大阪の商業施設「NU茶屋町」で開催された写真展にデジタルスタンプラリーを組み込んだ企画にキュリアが採用された。

 この商業施設は、本館と新館の2つ棟があり、今回の企画では、写真展への集客を促すとともに、2つ棟をくまなく回遊してもらうことを目的に実施された。

 具体的には、本館・新館に計4箇所設けられた写真展ブースにキュリアによって制作されたデザインQRを印刷したスタンプラリー用のパネルを設置。すべてのデジタルスタンプを集めると自動で応募フォームに移行するので手間なく豪華景品があたるキャンペーンに参加できる。

 約2週間にわたり開催された、このデジタルスタンプラリーには、300名以上が参加したという。

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高速オフセットの事例

「輝け!キュリア大賞2022!」開催

 コロナ禍によって印刷需要は減少傾向にある。同社では、この現状を打破するために、これからもキュリアによる紙メディアの価値向上を提案していく。そのために同社では、広く活用事例を集め、アイデアを共有し、さらなる利便性につなげていくことを目的に「輝け!キュリア大賞2022!」を企画し、採用事例を募集して表彰する取り組みを開始した。

 表彰対象は、キュリアを導入している企業で、Web採用事例ページに2022年3月から9月までで掲載したものを対象とする。大賞受賞者には、賞金10万円が贈呈される。募集期間は2022年3月1日から9月30日まで。

 なお、ミリアドでは現在、キュリアのお得な導入キャンペーンを実施している。詳細については、公式サイトまで。

【キュリア公式サイト】https://qlear.cloud