大きく変化するプリントへの意識
IDC Japan(株)(東京都千代田区、竹内正人社長)は、国内のプリンター/複合機のエンドユーザーを対象に、物心ついた頃からインターネットやデジタル機器に囲まれていたデジタルネイティブ世代(20歳〜34歳男女)のプリント意識が、上の世代とどのように違うかについて調査分析した結果を発表した。
同調査は、将来社会の中核をなすデジタルネイティブ世代の考え方を明らかにすることによって、国内プリント関連市場の中長期的変化を予測するための基礎データとすることを目的としている。
今回の調査によると、デジタルネイティブ世代は、社内チャットなどのネットワーク経由のソーシャルコミュニケーションを重視する傾向があること、ワークスタイル変革を志向する傾向が強いことが確認できた。1例として社内チャットを利用する20代前半女性が23.0%であるのに比べて、35歳以上世代では10.3%であった。また、家で仕事するワークスタイルを志向する20代前半女性は37.0%、20代後半女性は40.0%、30代前半女性は38.0%だったのに対し、上の世代の男女では24.4%と、ネットワーク経由のソーシャルコミュニケーションを重視する傾向やワースタイル変革を志向する傾向が強いほど、業務上の平均プリント量も少ない傾向が見られた。
また、10年後のプリントについては、デジタルネイティブ世代のほとんどが「頻度が減る」と回答。現在、「やや/かなり/頻繁」にプリントすると回答した20代前半男性が62.0%であるのに対して、10年後の予測の回答では30.0%に減少する。同様に、30代前半女性も75.0%から38.0%と大きく減少する。10年後もプリントする理由として、世代を超えた多くの回答者が挙げているのが、文書チェック/推敲、上司への報告、文書の長期保管、そして顧客への提案書等提出など。一方、現在21.2%の回答者がプリントする理由として挙げている「社内ワークフロー」は、10年後は12.2%となっている。
今回の調査では、デジタルネイティブ世代のプライベートでのプリントについても分析を行っており、例えば、20代後半女性のプリント内容で多いのは、ウェブページ、年賀状、写真、クーポンで、20代前半男性は、ウェブページ、写真、年賀状が主なプリント内容となるで、また、デジタルネイティブ世代には年賀状をまったく出さない層が多い(20台前半男女で44.3%、20台後半男女で39.2%)一方、来年以降は年賀状送付枚数が増えるとする回答者も一定以上存在していた(20代前半では20.5%)。
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