モリサワ、「Morisawa Fonts」や新書体と最新POD提案
(株)モリサワ(森澤彰彦社長)は、「page2024」に出展し、高品質なフォントを便利に使えるサブスクリプションサービス「Morisawa Fonts」や新書体をはじめとする各種フォントソリューションのほか、最新のPODなどを提案する(展示ホールD-43)。
「Morisawa Fonts」は、ライセンス製品「MORISAWA PASSPORT」の書体ライブラリーを引き継ぎ、デバイスに依存しないユーザー単位のライセンスで利用できるフォントサービス。業務のクラウド化が進み、テレワークをはじめ、デザインの作業環境が変化するなか、新たにユーザーライセンスを採用し、例えばオフィスと自宅で異なるPCを使う場合でも、同一アカウントでログインすることで、同じフォント環境の再現が可能になる。
フォントやライセンス情報はクラウド上で管理されており、Morisawa FontsのWebサイト上で使いたいフォントをアクティベートすることで簡単にインストールできる。また、利用するフォントは、制作物やプロジェクトに合わせて複数のフォントコレクションを設定してまとめることもでき、サービスで提供されるフォントを使用して制作したロゴなどの商標登録も可能だ。
一方、オンデマンドプリンティングシステムとしては「RISAPRESS Color 4080」を展示。ライトプロダクションモデルの同システムは、自動品質最適化ユニット「インテリジェントクオリティーオプティマイザー(IQ-501)」と、用紙に対する最適な印刷設定を自動推奨する「インテリジェントメディアセンサー(IM-101)」により、オペレーションの効率化・省力化を実現するだけでなく、オペレーターの専門スキルを不要にする。
新開発のIM-101は、オペレーターが印刷に使用する用紙を設定したい場合、センサーに用紙を挿入することで自動的に用紙を読み取り、用紙設定の候補を表示。標準搭載された約300種類の候補から、最適な用紙プロファイルを選択するだけで、不適切な設定に起因する不具合を軽減する。
また、色の濃度や色調、印字位置などの出力調整を自動化するIQ-501を用いた「自動検品システム」を搭載可能。紙の汚れや印刷の欠損などの検査を行い、不適合品を排出するだけでなくリカバリー印刷まで自動化。新たにバリアブル印刷検品機能も追加されている。
