パッケージ印刷の世界市場規模は、2020年の3,521億米ドルからCAGR4.2%で成長し、2025年には4,334億米ドルに達すると予測されています。昨年のdrupa2024においても、パッケージ分野は最大のトピックの1つとして注目されました。商品のブランド価値向上につながるパッケージ分野の印刷市場は紙器・軟包装を含め、食品・飲料や医薬品が牽引する形で、今後も成長が期待されています。
そこで今回、「成長市場を追う−パッケージ印刷」として特集を企画。昨今では、デジタル印刷技術を活用したパッケージ印刷の取り組みも拡大しており、その事業化に向けたソリューションや具体的な取り組み事例を紹介する。
新和製作所、「エナジー・エリート」で乾燥促進印刷強化
「一人前ではなく、一流になる」─パッケージとディスプレイ事業を両輪とする(株)新和製作所(本社/埼玉県川越市下赤坂736-2、山崎康成社長)は、高度な設計技術と一貫生産体制を武器に、「設備を持った広告代理店」を標榜している。今回、この思想をプリプレス工程からサポー... 全文を読む
リンクス、スキルレスで人材確保、育成期間短縮[JetPress750S導入事例]
「アイデア什器」の(株)リンクス(本社/岐阜県関市倉知2639-1、吉田哲也社長)は昨年11月、富士フイルムの枚葉インクジェットデジタルプレス「JetPress750S」(厚紙仕様)を導入。オフセット印刷設備で懸念していたオペレータの高齢化問題を解消するとともに、... 全文を読む
土岐ダイナパック、生産量の増加を実現〜オペレーターの負荷低減にも貢献
土岐ダイナパック(株)(本社/岐阜県土岐市、福村仁志社長)は、段ボール・一般紙器・軟包装材を扱うダイナパック・グループの中で、一般紙器製造を担っている。同社は、刷版・印刷・加工・アソート・配送まで一貫した生産体制を強みとし、本社を構える中部に加え、関東や関西からの... 全文を読む
吉田印刷所、脱プラ製品「グラスパック」に新提案
紙なのに中が透ける----。グラシン紙を使用した脱プラ製品「グラスパック」が、サステナブル志向の強まる市場で注目を集めている。開発したのは、商業印刷と薬袋製造を柱に「世界で一番無駄のない印刷会社」を標榜する(株)吉田印刷所(本社/新潟県五泉市、吉田泰造社長)だ。従... 全文を読む
ニッタ、フィーダーベルトにFDA対応食品飲料用包装紙器搬送用
ニッタ(株)(本社/大阪市浪速区桜川4-4-26、北村精一社長)は、搬送ベルト「SEBフィーダーベルト」のタイプの1つとして、表面ゴムをFDAに対応させた食品飲料用包装紙器搬送用タイプ「A-WN-F」を提供している。主にワークが高級品(薬品、化粧品の箱)のユーザー... 全文を読む