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総合商研(北海道)

制作部門130名超で全国最大規模の全ジョブ運用[XMF Remote導入事例]

制作データ起因の印刷事故撲滅・営業効率向上・新規顧客獲得等様々な成果を達成

 「XMF Remote」をスムーズに定着させることができた総合商研では、様々な導入の成果が既に出ている。例えば、導入前にはCTP版出力時に誤って過去版を出してしまったり、制作が誤って修正箇所以外の部分を触ってしまい、修正の必要のない部分を変更してしまったり、といったミスが原因で、1本で数百万という仕事の刷り直しもあったため、年間トータルで相当な金額の損失が出たこともあったが、現在では出力データの管理や制作での修正ミスなどに起因する印刷事故は根絶できたという。「XMF Remoteで履歴管理ができるようになったこと、制作スタッフ全員が自動検版を含めて運用するようになったことで、こうしたミスはなくなった」(熊谷部長)

 また、営業効率も大きく向上した。「流通小売大手のお客様のチラシの仕事では、1つのジョブに店長やバイヤーなど40〜50名が関わっているため、校正紙でやり取りしていた当時は、2名の営業がベタ付きで週5日通っていた。しかしXMF Remote導入後は、1人が週1回か2回訪問するのみ。それだけで工数が10分の1以下に減ったことになる」(熊谷部長)

 営業が制作にXMF Remoteを通じて顧客からの修正指示を伝えられるようになったことも、営業の効率化につながっている。とくに、多くの小組みの広告があり、7〜8名の営業を抱える「ふりっぱー」では、その効果は非常に大きい。

 XMF Remoteは営業活動にも大きく貢献しており、新規案件では必ずXMF Remoteを活用した運用フローを提案している。「例えばページ数150ページほどの通販カタログの仕事では、カタログに掲載する商品を扱うクライアントが何社もいて、そちらも含めた校正や取りまとめが求められた。また、校正も絶対間違いが許されないので、XMF Remoteでこうした期待に応えられることが、高く評価され、受注につながった」(小林専務)。

軸足をしっかり置きながら、顧客の声に応えるツールに

 同社の既存顧客からも、XMF Remoteは「簡単に使える、仕事を効率化できる」と高く評価されている。「最初に説明したときは腰が重たいが、自身で何回か使っていただくと『簡単だね、便利だね』と言ってもらえる」(小林専務)。例えば、チラシの仕事で複数のバイヤーの修正を取りまとめる作業を顧客の販促担当者が担当しているケースがある。XMF Remoteはその作業を大幅に効率化できるため、こうした販促担当者からの評価は非常に高い。しかし、なかには「やることが増える」という認識を持ってしまい、なかなか使ってもらえない顧客もいる。その顧客を如何に説得するか、これは今後の課題のひとつである。「販促担当者からも、使いたがらない周囲のバイヤーに使っていただく方法について相談を受けたりしている」(熊谷部長)。

 小林専務は最後に、「最近では、紙媒体だけでなく、インターネットでの集客についてお客様から相談をいただく。販売の現場の方々は、ネットでの集客ノウハウを持っていない。流通店舗への集客を常に考えてサービスを拡げてきた当社に、今後も多くのチャンスがあると思っている。当社の『社内一貫生産体制』と『集客をする』ことに軸足をしっかり置きながら、顧客の声に耳を傾け応えていくこと。同時に、社内の効率化をさらに進めること。XMF Remoteは、その強力な武器になる」と力強く語った。

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