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トップ > 特集 > IGAS 2011 情報:サム技研II、業界最高速の封入・封緘システムを出展

 国際総合印刷機材展「IGAS2011」が9月16日から21日までの6日間、東京ビッグサイト東館全ホールを使用して開催される。今回の統一テーマは「Print your Future!〜印刷は環境と共に進化する〜」。国内景気の低迷、そして今年3月に発生した東日本大震災の影響などから前回のIGAS2007と比べ約6割程度の327社・2,724小間の出展規模となったが、プリプレスから印刷、ポストプレスにわたり世界の主要メーカーはもとより、特にデジタル分野では活気あふれる多くのベンチャー企業が多数出展参加。さらに今回は、東日本大震災復興支援企画も用意しており、IGASを通じて日本の印刷産業の景気回復だけでなく被災地支援にも力を注いでいく。

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サム技研II、業界最高速の封入・封緘システムを出展

厚さ・番号・重量検査装置、検査・区分装置も

 メーリング関連システムを製造・販売する(株)サム技研II(愛知県東海市)は、IGAS2011において、厚さ・番号・重量検査装置「WIN-J.K.11」ほか、検査・区分装置「Mailba」、定形外和封筒封入・封緘システム「SP-8000」などを出展する。
 「WIN-J.K.11」は、製品に印刷されたデータと製品の厚さ・重量の3項目を紐付けして検査し、ログを記録。その結果に基づいて不良品の自動排出や出荷製品の区分を行う。最大処理能力は毎時9,000通。読み取り対象は郵便番号や各種バーコードの他、シーケンス番号、QRコードも読み取ることができる。
 また、読み取ったデータの序列検査や、抜き取り・引き抜き、データの照合も可能。
 「Mailba」は、郵便番号やカスタマーバーコードを読取り区分する。シリアル番号の連続性(昇順/降順)を検査。読み取った番号や異常の履歴をファイルに保存する。毎時2万通の高速処理が可能。
 「SP-8000」は、業界最高速の封入・封緘システムで、最大処理能力は9,600通。A4〜B5(角2〜角3)の封筒に対応する。
 装置を移動することにより、丁合物の綴じ側制約がなくなる。厚さ検査、不良品排出装置を用意している。
「WIN-J.K.11」(左)と「Mailba」