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「進化する製本・後加工」特集

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トヨテック、フォトアルバム・上製本アルバムの制作でトータルソリューション提供

印刷ジャーナル 2017年3月5日号掲載

 (株)トヨテック(本社/千葉県野田市、豊田保社長)は、フォトアルバム・上製本アルバムを制作するための「トータルソリューション」を提供している。page2017でも注目を集めた同社のソリューションは、プリントへのUV液ラミ処理、PUR製本、ハードカバー製作、表紙・本身合本、ブックプレス・イチョウ加工、アルバムの梱包業務までを行えるというもの。次に、各機の特長を紹介する。

▽プリントへのUV液ラミ処理「DIGI COATER II 20R」
 A3ノビサイズのプリントを横通しできるUV液体ラミネーター。最大コーティング速度は15メートル/分。オプションとしてエアーサクション方式オートフィーダー、コーティングローラーユニット、IRランプユニット、CLEANSYSごみ取り装置などがある。UV液ラミ以外のプリント前加工のプライマー処理、水性液ラミが処理できる。

▽A3対応PUR自動レイフラット製本機「Eco300」
 少量多品種・断続製造になりがちな高級アルバム製本に対応した、PUR糊を使用した無線綴じ製本機。オンデマンド機で処理した両面プリントを簡単、確実に無線綴じ製本する。PUR糊の劣化を防ぐシャッター機構糊シリンダー、完全密閉式糊カートリッジ、ページ厚み違いの自動設定機構などユニークな機構を採用。PUR糊は1ヵ月間未使用でも問題なく使用できる。
 3〜40ミリ厚みに対応。最大A3サイズを300サイクル/時で処理できる。

▽ニカワ糊方式半自動型ハードカバー製作機「ACM-500N」
 強力なニカワ糊でチップボール貼付けが素早く正確に行える。センタートンボでの位置合わせとバキュームによる表紙固定で位置ずれのない表紙が製作できる。包み作業は奥と手前が自動で行われるので作業効率にも優れている。
 最大紙サイズは、460×840ミリ。チップボール厚みは1.5〜4ミリまで対応。

▽ハードカバーと本身を合本、セミオート型表紙・本身合本機「ACI-360N」
 本身の幅と厚みを入力するだけで本身の外側に水性糊が塗られ、表紙の内側と本身の外側を接着する。機械サイクルは700冊/時と高速。最大本身サイズは360×360ミリ。厚みは5〜65ミリまで対応。

▽プレスとノドのイチョウ加工、ブックプレス・イチョウ加工機「PCM-380N」
 アルバムの厚みを入力し、「ACI-360N」で合本したアルバムの背を下にセットするだけで、本を両サイドからプレスし、イチョウ加工が行える。設定の変更が簡単で、少量多品種アルバムにも対応している。
 最大プレスサイズは380×360ミリ、最大イチョウ加工幅は370ミリ、アルバム厚み8〜65ミリに対応。機械サイクルは700冊/時と高速。最大本身サイズは360×360ミリ。厚みは5〜65ミリにまで対応する。

▽アルバムの梱包業務合理化に貢献。エアー緩衝材製造 ミニ・エアー「CLASI」
 8m/分でエアークッションを製造する最軽量製造機。フォトブックの梱包に最適なエアークッションが最小のスペースで必要な時に必要な量だけ製造、使用することができる。
 梱包材コストの削減、資材保管スペースの削減、梱包作業の効率化を実現する。