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視点の行方

広告・販促にも「ECO」を

印刷ジャーナル 2010年11月25日

 今年も国内最大規模の環境展示会「エコプロダクツ2010」が12月9日から11日までの3日間、東京ビックサイトにおいて開催される。12回目を迎える今回は、「グリーン×グリーン革命!いのちをつなぐ力を世界へ」というテーマのもと750社・団体と185,000人の来場が見込まれている。
 同展示会に広告・販促資材の販売、POPの企画制作を手がける(株)ベルアドワイズ(本社/愛知県名古屋市、小森弘道社長)は、昨年に引き続き出展参加し、環境対応型スチレンボード「エコノラック」を使用したエコマーク付きパネル加工品やエコマーク認定取得のポスターパネル「クリアパネルエコ」を通じて「広告・販促にも『ECO』を」をメッセージとして発信し、環境への対応を訴求していく。
 「エコノラック」とは、同社が2009年6月から販売を開始したエコマーク認定の環境対応型スチレンボードで、パネル表面の広告面にエコ認定マークを表示することが可能となっている。同製品は、芯材に再生プラスチックを60%以上使用した低発砲ポリスチレン素材のエコパネルで、重金属等、オゾン層を破壊する恐れのある有害化学物質を使用しておらず、再生素材を使うことでCO2が発生する製造工程を約50%削減、粘着・紙貼スチレンボードとしてエコマークを取得している。 同製品の開発に際し同社では、原料を確保するための独自のルートを開拓・再生原料の回収から原料の粉砕(パレット化)、再製品化、固形燃料化によるサーマルリサイクルに至るまで、再生材を使用した循環型の安定したエコ生産体制を実現している。また今年9月からは「エコノラック」シリーズとして低価格なエコノミータイプと反りを低減するアルミタイプを追加。エコノミータイプでは、従来の「エコノラック」(エコロジータイプ)と比較して約25%の低価格化を実現しており、高硬度なアルミタイプは、芯材にアルミ箔を挿入することで、従来品に比べパネルの反りを大幅に低減している。
 同製品は、パネルへのポスターの貼りつけや直接印字(UVインクジェットプリンター)、カットして形を変えるなど展示パネルやポスターパネル、建築模型、店頭用POPなどに幅広く使用できることから、昨年の「エコプロダクツ2009」では、全ての出展ブースの小間番号及び会場内の案内ボートとしての採用実績を持っている。
 さらに今年10月には、(株)名古屋三越・栄店で開催された「三越SEKAECOキャンペーン」や異業種交流展示会「メッセナゴヤ2010」の説明・案内パネルとして採用されている。