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躍進企業REPORT

レインボーオフィスサポート:「JOL640スーパー・プロ」導入 〜 フルオートで生産性が倍増

印刷ジャーナル 2013年7月25日
上田社長
6月下旬に導入した「JOL640スーパー・プロ」の前で

 きれいに、早く、安く--。光沢加工業の(株)レインボーオフィスサポート(本社/大阪市淀川区西中島5-11-3、上田健太郎社長)は、この基本に徹することで顧客の信頼を勝ち取り、厳しい経営環境の中、事業を拡大している。同社は本年6月下旬、さらなる品質向上と生産性向上を目的に、日本オフィスラミネーター(株)(=JOL)の全自動高速ラミネーター「JOL640スーパー・プロ」を導入。作業負荷が大幅に軽減されたことで人件費が削減されるなど、コスト面でも効果を発揮している。


 同社はラミネート機械メーカーに勤めていた上田社長が平成16年11月に設立した光沢加工業者。地道な営業活動と「きれいに、早く、安く」という基本に徹することで顧客を増やし、現在は大阪本社の他、神戸営業所(神戸市中央区御幸通2-1-6)も構えている。今秋には名古屋営業所を開設する予定だ。
 同社が「JOL640スーパー・プロ」を初めて見たのは、本年5月にインテックス大阪において開催されたJP2013情報・印刷産業展。同社はこれまで、フィルムなどの消耗品でJOLとの取引はあったが、JOLのラミネーターを導入したことはなかった。
 しかし、さらなる品質向上と生産性向上を模索していた矢先にJOLの営業マンに同機のカタログを手渡され興味を持ったと上田社長は振り返る。そこで自社も出展していたJP展の折りに、JOLのブースで初めて同機を見学。デモンストレーションを見学し、その場で購入することを即決したという。
 「これまでは他社製の半自動ラミネーターを使用していたが、超短納期の仕事の際はパートや派遣を呼んで、人海戦術で対応するというやり方で、その方法に疑問を抱いている思いもあった。全自動の『JOL640スーパー・プロ』を導入すれば、生産性も上がり、さらに人件費も抑えられてコストダウンにもつながるということで、思い切って導入することに決めた」(上田社長)
 そして、1ヵ月後の6月末には「JOL640スーパー・プロ」が同社に設置された。全自動機であるため操作も簡単で、2日間の講習で完全に使いこなせるようになったという。そして、その効果はさっそく目に見える形で表れたようだ。
 「最大速度毎分9メートルの超高速機であるため、生産性は従来の2倍以上になった。導入した後にすぐ、7月の始めに大口の仕事が重なったことがあったが、『JOL640スーパー・プロ』のお陰で仕事を断ることもなく、納期を遅らせることもなく対応することができた。また全自動であるため、2人のオペレーターで楽々と対応できた」(上田社長)
 また上田社長は、同機最大の特徴である高精度の正確なフチ付両面パウチの四辺カットについて高く評価している。
 「従来の半自動機は4辺カットの精度があまり良くなく、2辺カットしたあと、残りの2辺は手動でカットしていたため効率が良くなかった。しかし『JOL640スーパー・プロ』は、超高速機でありながらも、非常に高い精度を持っている」(上田社長)
 同社は今回の導入により、プロの光沢加工業者としての実力を大きく向上させたと言える。
 「超短納期の仕事、大口の仕事にも容易に対応できるようになったので、そのような受注が増えることを期待している。今後もきれいに、早く、安くという基本方針に徹しながら顧客を増やし、将来的には、北海道から九州まで、全国に営業所を開設していきたい」(上田社長)
 この目標が実現する日は、そう遠くはなさそうだ。