2017年11月27日
菊全判5色印刷機RMGT 1050 V1ST‐5
同時並行処理導入による準備時間短縮
リョービMHIグラフィックテクノロジー(株)(広川勝士社長、以下「RMGT」)は、フラッグシップ機の菊全判印刷機RMGT10シリーズ「1020モデル/1050モデル」をバージョンアップした「1020V1モデル/1050V1モデル」の販売を2018年1月から開始する。
今回のバージョンアップモデルでは、さらなる準備時間短縮と操作性向上を実現するため、2つの機能が改良されている。1つ目は、ブランケット洗浄中において給紙・排紙パイル交換や各種プリセットなどを並行して行えるように作業工程とプログラムの改良。これにより、従来機比で約20〜40%の準備時間短縮を実現している。2つ目はオペレーションスタンドにある操作画面のGUI(グラフィカルユーザーインターフェース)の改良である。操作に慣れていないオペレーターでも直観的に操作ができるように絵文字やイラストを用い、操作手順を考慮したボタン配列に改良されている。また、タブメニューの採用で、操作したい画面に1タッチ、2タッチで素早くアクセスできるようになった。GUIの改良においては、RMGT9シリーズとの融合が図られている。
RMGTでは今後、同モデルを片面印刷機から両面兼用印刷機、両面専用印刷機タンデムパーフェクターにシリーズ展開していく考え。