2017年10月31日
Jet Press 540WV
富士フイルムグローバルグラフィックシステムズ(株)(辻重紀社長)は、「FUJIFILM Inkjet Technology」のひとつである富士フイルム独自の画像形成技術「EUCON Technology」を搭載した裏刷り・ラミネート有りの軟包装用途向けUVインクジェットデジタルプレス「Jet Press 540WV」の国内市場向け販売を、富士フイルムデジタルプレス(株)(麻生修司社長)を通じて開始した。
軟包装市場で課題となっている小ロット・多品種化、短納期化への対応において、これまでのUVインクジェット方式のデジタル印刷機では、フィルム系の基材に印刷した場合に、インクのにじみや臭気の残留が起きやすく、食品や生活用品などのパッケージには活用しにくいという問題があった。そこで富士フイルムは、これまで培ってきたインクジェット技術を応用し、にじみや臭気の低減を実現する「EUCON Technology」を独自に開発。これは、新開発のUVインク「Uvijet MK」とインクのにじみを防止する「下塗り技術」、UVインク特有の臭気を大幅に低減する「窒素パージ技術」という3つの技術からなるのもで、「Jet Press 540WV」は、この技術を搭載することで、さまざまな軟包装の裏刷り用途に対応した。