2017年10月4日
バーサ・システム
(株)イリス(本社/東京都品川区、フランク・オーバンドルフ社長)は、バウマン社(ドイツ)の自動ジョガー(紙揃え)システム「バーサ・システム」の日本1号機を国内紙加工企業へ納入すると発表した。
「バーサ・システム」は紙、金属アルミ蒸着紙、PETフィルム蒸着紙などの多様な素材のほか、サイズも菊半裁から菊四倍判まで幅広くカバーできる。完全自動化される工程では、パレット積みされた紙をグリッパーで掴みながら特殊ローラー部に搬送。紙と紙の間に空気が注入され、スムーズな紙揃えをサポートする。全自動で傾くジョガーテーブル(紙揃え台)で揃えられた後、再度グリッパーにより断裁機へ搬送される。従来、人力に頼っていたこの工程を完全自動化することにより、重労働に起因する事故などの防止にもつながる。また、同システムを導入することで生産スピードも従来の断裁工程と比較して約75%向上することも可能。