2017年3月14日
レーザー方式ユニットとリボン方式ユニット
トッパン・フォームズ(株)は、高いセキュリティレベルとフルカラー表現を両立するハイブリッド型IDカード発行システムを開発した。レーザー方式とリボン方式の両ユニットの同時制御を国産で初めて実現し、高品質でセキュリティレベルの高いIDカードの連続発行を可能にした。
カードの内部を発色させるレーザー方式は、表面にインキを転写するリボン方式に比べて、高密度で鮮明な文字や画像を表現でき、耐摩耗性にも優れている。同システムではレーザー方式でカードの内部にモノクロの顔写真を、リボン方式でカード表面にフルカラーの顔写真を再現し、これらを照合することによりセキュリティを高めるといった使い方が可能。両ユニットの同時制御は同社が開発したIDカード発行ソフト「ID工房」で行う。また、それぞれのユニットはオフィス環境での使用を考慮し、小型化・低価格も実現した。