2015年4月8日
富士ゼロックス(株)(山本忠人社長)は、映像コミュニケーションへの新たな価値提供につながる4K映像データ・音声データ・LANデータを同時に800mの長距離にわたって伝送可能な世界初「4K HDMI・IP光伝送器」を開発し、5月15日に発売する。
「4K」映像はフルハイビジョン(2K)の4倍の高解像度ゆえデータ量が多く、音声データも含めて伝送可能距離が短い、データを圧縮すると映像遅延が発生しリアルタイム性が損なわれるなどの課題があるが、「4K HDMI・IP光伝送器」は高精細な映像データを圧縮することなく光信号に変換し光ケーブルで伝送する方式で、30フレーム/秒の4K映像データを1フレームのタイムラグもなく伝送できる。
4K映像データ・音声データと同時にLANデータ(1000BASE-T)も通信可能な世界初の光伝送器で、映像機器とネットワーク対応機器を組み合わせたシステム構築が光ケーブル1本で可能となった。