2015年4月7日
大和グランド所有開発初号機の主な仕様は、最高印刷速度8,000枚/時、最大原反寸法920×640mm、最小原反寸法410×290mm、最大印刷面積900×615mm、原反の厚み0.04〜0.6mm
リョービMHIグラフィックテクノロジー(株)(一政譲社長)と(株)ミノグループ(永瀬真一社長)は、世界初となる水なしLED-UVオフセット印刷機による成型用フィルム印刷技術「SAT SYSTEM」を開発した。
三次元形状の自動車内装材や家電部品等の製造方法のひとつであるインモールド成型では、スクリーン印刷が採用されているが、近年、この分野で短納期・大量生産対応と高品位な印刷表現が求められている。
これに対応して、スクリーン印刷の機能性、多様性をオフセット印刷で実現した「SAT SYSTEM」は、リョービMHIが水なし印刷を採用した専用LED-UVオフセット印刷機を、成型性や耐熱性を高めた専用インキをミノグループが開発。大和グランド(株)(河合真吾社長)が開発初号機で印刷技術を蓄積してきた。水なし印刷用刷版は東レ(株)が、LED-UV乾燥装置はパナソニックデバイスSUNX(株)が供給する。
なお、6月9日に大和グランド社屋(愛知県名古屋市)で開催するオープンハウスで実機を公開する予定。