2015年3月24日
プリントヘッドは1色あたり9個、計54ヘッドが並列されている
ラベル印刷機メーカーの(株)志機(本社/大阪市中央区玉造)は、インクジェットデジタルラベル印刷機「PJシリーズ」の新たなラインナップとして枚葉タイプを開発。シルクスクリーンやパッケージ分野などに向けて販売を開始した。
「PJシリーズ」は、同社オリジナルのUVインキを最新のLED-UV乾燥装置によって硬化させるフルカラーインクジェット印刷機。解像度600dpi×600dpiで最大50メートル/分の高速シングルパス印刷を可能としている。
今回新たに開発した枚葉タイプは、PETやポリカーボネートなど、厚みや材質の問題でロールにできないメディアにも対応。現状の基本的なスペックは、最大印刷幅が500ミリ、最大給紙幅が600×850ミリで、最大メディア厚は5ミリ。C・M・Y・K・白・ニスの6色仕様で、プリントヘッドは1色あたり9個、計54ヘッドが並列されている。
これら基本仕様に対し、同社の松田義照営業部長は「あくまで基本スペックであり、カスタムメイドに対応できることが当社の強み」とし、搬送の機構や加工オプションなども含めた機械仕様のカスタマイズに自信を示している。