2014年10月7日
富士フイルム(株)(中嶋成博社長)は、パッケージ印刷向けトータルソリューション「GRANPACS」の中核を担う製品群として、フレキソ製版システム「FLENEX(フレネックス)」シリーズを新たにラインアップした。富士フイルムグローバルグラフィックシステムズ(株)(渥美守弘社長)を通じて発売する。
「FLENEX」シリーズのうち、「DLEシステム」は、従来の溶剤現像タイプのLAM版を使用するシステムに比べて、版材の印面トップの平面性に優れ、エッジの立ったシャープなレリーフを形成することができ、175線1%〜99%の微細な網点も忠実に再現できる。またその製版工程は、スリーブに版を貼り込んだ状態でのレーザー彫刻も可能で、彫刻後は水道水でのリンスのみの簡易な処理となっている。
一方、「水現像LAMシステム」は、先端が平らなフラットトップドットを追加設備なしで形成でき、紙粉が付着しにくく、良好なインキ転移性が得られるほか、耐インキ性・耐摩耗性・耐候性にも優れる。