2014年6月12日
生産性は、従来機5000XLiプレスのほぼ2.5倍に(写真はCプレス)
イーストマン・コダック社は、輪転デジタル印刷機「Kodak Prosper6000プレス」を発表した。
オペレーションを常に監視・評価・調整して出力品質を確保するインテリジェントプリントシステム(IPS)が強化され、版ズレを瞬時に補正できるようになった他、ライティングシステムでは新開発の「ナノテクインク」を採用し、再現域を拡張するとともに、上質紙、コート紙、グロスコート紙でオフセットに匹敵する印刷品質を実現している。
インクカバレッジが高い商業印刷向けの「Cプレス」と、薄紙を主体とし、インクカバレッジが低〜中レベルの書籍出版や新聞印刷向けの「Pプレス」の2機種をラインアップ。両機種ともに印刷速度はマット紙と上質紙で最高300メートル/分、生産力はA4ページで月産9,000万枚。これは従来機の5000XLiプレスのほぼ2.5倍に相当する。また、乾燥機能の向上により、Cプレスでは厚いグロス紙でも200メートル/分の印刷が可能。