2010年12月6日
(株)山櫻(本社/東京都中央区、市瀬豊和社長)は、カーボン・オフセットを行った名刺と封筒を発売した。
「カーボン・オフセット名刺/封筒」は、製造過程で発生するCO2排出量を算定し、国連認証の排出権(CER)を購入してカーボン・オフセットを実施。以下の3つのCO2排出量を対象範囲と定めた。
▽原材料調達:材料となる用紙の製造及び輸送工程で発生するCO2
▽生産:山櫻の工場で主に使用する断裁機、及び製袋機の消費電力におけるCO2
▽輸送:山櫻の工場から物流センターまでの輸送におけるCO2
例えば名刺4号のプリンスの場合、原材料調達、生産、輸送におけるCO2排出量の合計は、名刺1個あたり123gになる。このように名刺/封筒20品目のCO2排出量を算定した。
山櫻では、クリーン開発メカニズム(CDM)によって中国の水力発電プロジェクトから創生された国連認証の排出権(CER)を購入し、第1回分の製造分として約11トンの排出権を日本国政府の管理口座へ無償で譲渡を行い、カーボン・オフセットの手続きが完了した。
各製品には、山櫻が制定したカーボン・オフセットのマークが予め印刷されており、カーボン・オフセットを実施したことの証書を同封している。