2010年3月3日
リョービ(株)(吉川進社長)は、省エネルギーで環境負荷が少ないLED-UV印刷システムのラインアップを、菊全判機「RYOBI1050シリーズ」に拡充するとともに、B2判機「RYOBI750/750Gシリーズ」の片面・両面兼用機にも展開したと発表した。
同社は、LED-UV印刷システムの開発を枚葉オフセット印刷機メーカーとして世界ではじめて成功させ、主力商品のひとつであるA全判機「RYOBI920シリーズ」、B2判機「RYOBI750/750Gシリーズ」および菊四裁機「RYOBI525GX/525GE」と組み合わせて販売を行なってきた。
このたび、このラインアップを菊全判機「RYOBI1050シリーズ」の4、5、6色機に拡充するとともに、B2判機「RYOBI750/750Gシリーズ」の片面・両面兼用機にも展開。2月22日から広島東工場で開催された「リョービ特別内覧会」では、LED-UV印刷システムを搭載した8色機「RYOBI758P」で、4色両面即乾印刷を実演し、LED-UV印刷システムの進化を披露した。
リョービでは、LED-UV印刷システムの搭載印刷機の拡充を図るとともに、インキメーカー各社とコラボレーションし、紙への印刷の他に、LED-UV 印刷システムによるフィルムやユポ紙などの非吸収原反への印刷を実現してきた。その後もLED-UV印刷システムの先駆者として、LED-UV用インキのバリエーションの拡充を推進している。
2月10・11日に、リョービイマジクス東京ショールームで開催された「リョービ新春ショー2010」では、A全判機「RYOBI924」を使用し、 LED-UV用金、銀インキ(三星インキ提供)の印刷を実演。また、技術展示として、ダイレクトイメージング装置内蔵A3判縦通し4色機「3404X- DI」を使用し、LED-UV用水なしインキの印刷を実演。リョービは今後、資材の充実も含め、LED-UV印刷システムの進化をさらに推進し、拡販を行なっていく方針。