2010年2月5日
三星インキ(株)(本社/大阪府堺市西区浜寺船尾町東1丁103、西澤吉樹社長)はこのほど、環境を考慮した次世代紫外線硬化技術として注目を集めている「LED-UV印刷システム」に対応した金・銀インキ「LED-UV極上金・銀」を他社に先駆けて開発に成功し、市場での実機テストの高い評価を得て販売を開始した。
今回の新製品は、メタリックインキのパイオニアメーカーとして、これまで同社が蓄積してきたメタリックインキ設計技術を結集させ、良好な硬化性と効果的なメタリック感の再現をコンセプトとして研究を積み重ねて開発に成したもの。
高い市場評価としては、リョービマジクス(株)の本機による品質確認テストを得た上、更に埼玉の大手印刷会社による実稼動において非常に高い評価を得た。
また、小森コーポレーションのハイブリッドUV硬化システムでも(株)研文社(本社/大阪市)で実機テストを実施した結果「従来のUV及び油性金・銀インキよりも良好な光輝性(発色性)、硬化性、密着性に大変満足している」と絶賛、高い評価を得ている。
「LED-UV印刷システム」は、従来のUVランプ印刷システムに比べ光量が低いため、高濃度である金属粉を使用した金・銀印刷には不向きであると考えられていたが、「LED-UV」に最適な紫外線硬化型樹脂ワニスを選定し、更に単一波長での光エネルギーで充分硬化する最適な光重合開始剤と光重合促進剤を絶妙なバランスで組み合わせて高度な製品化に成功したもので、三星インキでは、今後LED-UV印刷システムの普及は急速に拡大するものと考えており、「金・銀インキを使用することによりカラー印刷だけでは満足されないユーザーに大きくアピールすることが可能となり、多色機設置先においてはなくてはならないものとなる」と、強い確信の意を示している。実際に実機テストの情報を得た各得意先から問い合わせが殺到しており、今後の販売拡大に期待している。
問い合わせは、072-261-8161へ。