2010年2月1日
大日本スクリーン製造(株)(本社/京都市上京区)のメディアアンドプレシジョンテクノロジーカンパニー(藤澤恭平社長)はこのほど、消費電力の大幅な削減など、環境への対応をさらに強化したサーマルCTP「プレートライト8000Nシリーズ」を開発。国内をはじめ世界市場に向けて販売を開始した。
同社は以前から、各種ケミカルレスプレートへの対応による薬液や消費電力の削減のほか、AM/FMハイブリッドスクリーニング「Fairdot」によるインキ量の削減など、環境への取り組みを積極的に進めてきた。
今回発売するプレートライト8000Nシリーズは、これらの取り組みを継承しながら、高い信頼性と品質、様々なニーズへの柔軟な対応性などにより、長年トップシェアを獲得してきたプレートライトシリーズの中で、最も需要が高いA4サイズ8ページモデルであるプレートライト8000シリーズの仕様面をさらに強化し、エントリーモデルからハイエンドモデルまでをラインアップしたもの。開発においては、環境への配慮をさらに推進すると同時に、オートローダーなどの周辺機器とともに、スピード感と力強さを強調するデザインへとイメージを一新した。
ラインアップは、プレートライト8800N-ZX/Z/S/E、同8600N-Z/S/E、同8300N-S/E。プレートライト8800N-Sでは、 1版当たりの消費電力を最大28%削減するとともに、1時間当たり36版の高速露光を可能とし、生産性を最大12.5%向上させている。さらに、各モデルともシグナルライトを標準搭載し、運転状況やアラームの発生状況を容易に確認できるほか、標準で最小プレートサイズ304×370ミリに対応するなど、操作性と汎用性もさらに向上している。