2010年1月18日
東洋インキ製造(株)は、環境調和型NonVOC枚葉オフセットインキ「TOYO KING NEX NV100」を開発し、2月上旬より発売する。
近年、印刷物や印刷作業現場における環境配慮への関心が高まり、印刷インキにも高い環境対応性能が求められて、これまで同社では「TKハイエコ NV100シリーズ」などを販売してきたが、今回販売を開始する新製品は、同社が長年培ってきた顔料分散技術と新しい樹脂の開発により、さらに使いやすさと、印刷適性を向上させたもので、事業規模としては国の内外合わせて初年度は、年間2,000トン、3年後には3,000トンの出荷を見込んでいる。
「特長」
◇優れた光沢性:顔料分散性向上により、高いレベリングを実現。
◇広い水幅性:樹脂の粘弾性コントロールと新規補助剤採用で、安定印刷向上のための水ダイヤルが大幅に拡大。
◇紙幅向上・損紙低減:転移性向上により、早い印刷の立ち上がり、スムーズなキーコントロールが可能。
◇後加工適性:揮発性成分(石油系有機溶剤)を含んでいないことからインライン・オフラインコーティング適性、PP貼加工適性に優れる。