2008年5月21日
(株)ミマキエンジニアリング(本社/長野県東御市、池田明社長)は、インクジェットプリンタJV5シリーズ用の溶剤インクとして、「HSインク」を改良した「Eco-HS1インク」を発売した。
溶剤インクは耐候性に優れた顔料を有機溶剤に分散させており、高い耐候性を持つことから屋外用プリントの主要なインクとして使われている。メディアへの定着性に優れた高溶剤タイプとシクロヘキサノンをはじめ、環境負荷物質を含まない中程度の耐久性をもつ低溶剤(エコソルベント)がある。JV5シリーズでも高溶剤タイプのHS1インクと低溶剤タイプのES3インクが用意されているが、今回発売する「Eco-HS1インク」は、環境負荷物質を含まないため作業環境や人体への安全性を改善し、使用している溶剤も比較的低臭の物を選定しているため、プリント時の臭気が大幅に低減する。
HSインクに比べ、発色性や光沢感を改善、ライトブラックも用意し、グラデーション表現を向上させているとともに、色域も大きく広がり、光沢感のある鮮やかなプリントを実現する。
一方、糊付の薄い塩ビシートに高濃度でプリントした際に発生するメディアの収縮や糊の粘着力の低減を抑えるなど、高溶剤タイプでありながら低溶剤タイプの利点も兼ね備えた環境配慮型の新世代高溶剤タイプインクである。
価格は440ccカートリッジで1万5,200円。