2008年4月15日
コダックグラフィックコミュニケーションズ(株)は、高品質、高安定性、高耐刷をさらに高めると共に、環境に配慮した新しいサーマルCTPソリューション「Kodak Sword Eco(ソード エコ)ソリューション」の販売を、5月から開始する。
コダックでは印刷刷版における環境配慮のソリューションとして、現像処理工程が一切不要のサーマルダイレクト ノンプロセス プレートと、現像処理を有する環境配慮型のソリューションであるSword Ecoソリューションの2つを持つ。
Sword Ecoソリューションは、サーマルテクノロジーを牽引してきたコダックが、日本のニーズに対応して開発した環境配慮型のCTPソリューションで、新たに開発された高品質・高耐刷を備えたサーマル CTPプレート「Sword J サーマルプレート」、低アルカリが実現する高い安定性を誇るSWシリーズの現像処理薬品、廃液の削減やメンテナンスの手間を削減した新自動現像機「P-940Xプレートプロセッサー」(最大処理幅940ミリ)と「P-1310Xプレートプロセッサー」(最大処理幅1,310ミリ)から構成。さらにオプションの現像・ガムの集中補充装置「P-CMS-60Mオートリプレニッシュメントコントローラー」を用いることで、処理薬品の梱包材などの廃棄物が削減できる。
Sword Jサーマルプレートは、欧米で高い評価を受けているSwordシリーズのプレートに使われているテクノロジーをベースに、とくに日本のユーザーの高いニーズである環境への配慮とFMスクリーニング適性に重点を置いて、コダックグラフィックコミュニケーションズが国内の研究開発部門で開発・製品化したもの。印刷業界では、環境保護への取り組みとして、プレートにも高い関心が寄せられているが、Sword Ecoソリューションは、優れた環境やメンテナンス性をもたらすだけでなく、品質面での差別化ツールとして豊富な実績があるFMスクリーニング「Staccato10」の採用が可能なシステムとして、CTPソリューションの有力な選択肢となる。
Sword Jサーマルプレートは、drupa2008のコダックブース(ホール5、ブース番号D01)で、コダックのプレート製品における環境対応を追求する成果の一つとして展示される。