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FFGS、完全IPAゼロ湿し水発売

2007年11月13日

 富士フイルムグラフィックシステムズ(株)(本社:東京都千代田区・吉田整社長・以下FFGS)は、このほどIPA完全フリーでありながらも高い印刷製脳および品質を実現するゼロIPA湿し水「zeroIPA-ECOLITY20」を発売した。
 湿し水給水方法の中心がモルトン給水から連続給水へと移行するにしたがって、IPAはプレスルームに不可欠な存在となっているが、IPAが有機溶剤中毒予防規制の対象に指定されて以降、環境性・安全・経済性の面から「IPA代替湿し水」の普及が急速に進んでいるものの、依然として印刷市場ではIPAを必要とするタイプの印刷機が全稼動数の半分を占めているといわれる。
 同社では、この分野のIPAフリー化が、VOC対応とともに業界の課題の一つとし、ECOLITYシリーズで培った独自の湿し水技術を更に進化させて高度に融合させ、完全IPAを実現させたもの。
 今回発売した「zeroIPA-ECOLITY20」は、IPAの持つ強力な水上がり性能を、有害性の低い成分によって達成することでIPA併用湿し水を超えるほどのトータル的な印刷性能、印刷品質を実現させ、さらに多様な条件下で使用され、IPA削減が困難であった枚葉機でも実力を発揮する理想的なゼロIPA湿し水として注目されている。
【主な特長】
・高速応答漏れ性向上技術、インキへの適正乳化制御技術、版非画線部表面保水技術などにより、IPA併用湿し水と、同等の強力な給水を付与。従来の10より給水性能を向上させたことで幅広い印刷条件での印刷を可能にしている。
・「Ecolity」で実績ある過乳化抑制技術を継承し、CTP版のシャープな網点を忠実に再現する。過乳化抑制技術によって水の汲み上げ量が増えても版面に必要な湿し水はインキに奪われることなく非画像部にキープされ、確実にインキの過乳化を抑制、さらにインキへの適正乳化水量の過大化を抑えるため印刷物の乾燥性が大きく向上する。
・従来のゼロIPA湿し水は長期間使用によると湿し水成分がインキに取られて安定的印刷が難しい面もあったが、新発売商品では、成分変化を抑えて安定的印刷を可能にしている。また、グレージングの原因となるカルシウムの析出を抑制した設計となっている。

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