2024年10月9日
セキュリティ軟包装パッケージのイメージ
TOPPAN(株)(齊藤昌典社長)とTOPPANデジタル(株)(坂井和則社長)は、TOPPANの証券印刷の製版技術を応用し、パウチ(軟包装)に直接偽造防止機能を付与した「セキュリティ軟包装パッケージ」を開発。サンプル提供を開始する。
TOPPANグループが開発した「万線潜像」技術は、作成した絵柄(万線)に専用のフィルターを重ねることで潜像が出現し、真贋判定ができる偽造・模倣防止技術。今回の「万線潜像」技術を活用した軟包装セキュリティパッケージは、パウチの「オモテ面」の透明部分と、「ウラ面の内側」に印刷した特殊な模様を重ね合わせることで隠し絵柄が出てくる仕組みとなっている。これにより、検証用フィルターを必要としない自己検証型の真贋判定技術を実現した。
この特殊な模様は、スキャナーやコピー機等でのデザイン複製では再現が困難なため、模倣されにくいパウチとなる。