2017年12月7日
今回開発したバリア紙とその使用イメージ
凸版印刷(株)(金子眞吾社長)は、バリア製品ブランド「GL BARRIER」のラインアップに、紙素材でありながらそれ自体がバリア性を有する新製品を開発。「GL BARRIER」初となる紙製品として、2018年春より国内外の食品・トイレタリー業界向けにサンプル出荷を開始する。
同製品は、日本製紙(株)(馬城文雄社長)の協力のもと、紙として国内最高水準のバリア性を誇る新素材「SHIELDPLUS(シールドプラス)」に、凸版印刷が培ってきたノウハウを活用して同製品向けに新たに確立したコンバーティング技術を組み合わせることで実現した、包材向けのバリア紙。従来の紙製包材には、内容物の鮮度を保持するバリア性がないため、アルミ箔などを用いる必要があったが、同製品は紙素材のみでバリア性を発現できるため、製造負荷や環境負荷の削減はもちろん、紙本来の風合いを活かしたパッケージデザインが可能になる。