2017年3月28日
本製品の通常時(左上)と蓄光後の発光時(左下)、その活用例(右)
凸版印刷(株)(金子眞吾社長)は、防災・減災用蓄光フィルムシリーズ「LUMITOP(ルミトップ)」シリーズの新製品として、屋外向けでは国内最高水準となる「JIS Z 9097:2014II類」に準拠した高輝度・長時間の残光性能を持つ蓄光シートを開発した。屋外向けの避難誘導標識はもちろん、夜間照明がない場所での安全表示など、防災や防犯・安全対策向けに6月から販売を開始する。
太陽光や屋内光などの光エネルギーを蓄えることで、暗闇で青緑色に自己発光が可能な蓄光シート。基材となるフィルムに蓄光材料をコーティングする製造方式を採用し、屋外向けの津波避難誘導標識システム規格「JIS Z 9097:2014II類」に準拠。キセノンランプで60分間照射すると、12時間後に10mcd/平方メートルを超える残光性能を実現した。また、フレキシブルで軽量なため曲面への展開が容易なほか、シート形状のため加工適性が高く、シート単体から成型品まで幅広い製品への対応が可能である。