2017年3月8日
商品パッケージにICタグを取り付けたイメージ
大日本印刷(株)は、国内外で普及が進むIoTに対して、低価格なUHF帯ICタグ(RFID)の開発に着手する。
現在のRFIDの価格帯は10円台で、そのコストが導入の障壁となっている。こうした状況に対してDNPは、2020年までに単価5円以下、2025年に1円のRFIDの実現を目指し、部材や製造方法の最適化による低価格なRFIDの開発に着手する。
現在、RFIDに搭載されているICチップの大きさは0.5mm角だが、2020年までにICチップメーカーと共同で0.3mm角サイズのICチップを開発し、このICチップを搭載したRFIDの製品化を行っていく。
全店舗・全商品でのRFID導入を目指しているコンビニに加え、その他の小売業界などに対し、RFIDの普及を促進し、RFIDを活用した業務効率化を支援していく。
なお、DNPは同製品への取り組みを、3月10日まで東京ビッグサイトで開催されている「リテールテックJAPAN2017」の同社ブースにおいて紹介している。