2017年1月16日
凸版印刷(株)(金子眞吾社長)は、写真がそのまま発色するように鮮やかに発色するカラーホログラムで、世界最高クラスの広視域を実現した「フォトカラーワイド」を開発した。模倣品被害を抑制するライセンス用途向けに販売を開始する。
カラーホログラムとは、写真のように実物に近い色をホログラムで再現するもの。ホログラムを正面から覗き込むと写真のように鮮やかな色で発光する。
「フォトカラーワイド」は、従来のカラーホログラムのように真正面からだけでなく、斜めからみても写真のように鮮やかに発色するホログラム。凸版印刷が従来培ってきたナノ単位の光学設計と、その設計を実現するエレクトロンビーム描画技術を応用。左右の視域をそれぞれ約5度ずつ拡大し、世界最高クラスの広視域を実現した。
同製品と同等の広視域なホログラムを製造するには、高い専門技術が必要で模造が困難なため、模倣被害の抑制が期待できる。また、美粧性が高く、高級感を演出できるなど、商品ブランドの価値向上にも貢献する。