2016年10月20日
後列左から8人目が倉重氏
大日本印刷(株)研究開発センターの倉重牧夫氏が、経済産業省主催の平成28年度工業標準化事業表彰において、国際電気標準会議(=IEC)の標準化功労者として「IEC1906賞」を受賞した。
同賞は2004年、国際標準化機関のひとつであるIECが、1906年の創立から100周年を迎えることを記念して創設。電気・電子技術の標準化活動に多大な貢献があった個人に贈られるもので、2016年は世界で164名(日本からは31名)が受賞。10月6日に都市センターホテル(東京都千代田区)において日本での授賞式が行われた。
IECでは、電子ディスプレイ分野の技術委員会(=TC)の中に、ディスプレイの種類別にワーキンググループが設けられている。倉重氏は2013年に発足したレーザー光源ディスプレイの標準化を担当するIEC/TC110/WG10のプロジェクトリーダーとして、レーザー光源を利用したディスプレイの標準化活動を積極的に推進し、IEC62906-1-2Ed.1.0の規格化で成果を挙げ、その実績が評価された。