2016年8月24日
凸版印刷(株)(金子眞吾社長)の企画した脳神経疾患の理解促進のためのツール「Connect Pen&Notebook」(ツナゲルペンとツナゲルノート)が、世界で最も権威のある国際広告賞「第63回カンヌライオンズ国際クリエイティビティ・フェスティバル」のライオンズヘルスファーマ部門でブロンズを受賞した。
同ツールは、そううつ病、てんかん、統合失調症、パーキンソン病などの脳神経疾患の啓発を目的として制作されたもの。これらの病気は、脳の神経がうまくつながらず、伝達の不調を起こしていることが一因と考えられていることから、脳の伝達不調を印象的に訴求するために、脳を電子回路に置き換えて表現した。
銀ナノインクという導電性のあるインクを材料に使用。ノートには疾患の説明と、その説明に連動した未接続の電気回路が印刷されている。使用者は銀ナノインクを充填したペンで未接続部分の配線を描いてノートの回路をつなぎLEDを点灯させながら、疾患、脳の伝達不調に対する理解を深めていく。