2016年8月17日
IoT用のデバイスと通信のセキュリティを向上させ、より安心・安全なIoTのエコシステムの実現が可能になる
大日本印刷(株)は、デジタルセキュリティ分野の世界的リーダーであるオランダのGemalto N.V.(ジェムアルト)と、IoTのセキュリティ分野で協業する。
両社は今回の協業にあたり、ICカード技術をIoT向けに活用したセキュアなIoTプラットフォームを開発する。同プラットフォームでは、IoT用のデバイスとサーバー間の通信において、インターネットで標準的に利用されているプロトコルであるTLS(Transport Layer Security)を用いる。TLSの相互認証に用いる暗号鍵やデジタル証明書を、耐タンパ性の高いSAM(Secure Application Module)に格納することにより、不正アクセスや改ざんを防止し、より安全にデバイスとサーバー間の相互認証を行うことが可能になる。
また、暗号鍵やデジタル証明書、アプリケーション等をセキュアに配信するサービスも行う。同プラットフォームにより、IoT用のデバイスと通信のセキュリティを向上させ、より安心・安全なIoTのエコシステムの実現が可能になる。
今後、両社は国内外で同プラットフォームを用いた実証実験、標準化活動、および営業活動などを共同で推進していく。