2016年5月30日
DNPのVRMシステムの仕組み
大日本印刷(株)は、生活者が自身の個人情報を管理し、情報を開示するサービス事業者を選択できるVRM(Vendor Relationship Management:ベンダー関係管理)事業を本格的に開始した。
DNPのVRMシステムは、複数のサービス事業者で同一のユーザーIDを利用できるID連携に対応可能。生活者の個人情報等を可視化し、そのデータを生活者自身がコントロールできるため、個人情報等を提供する事業者を自身で選定できるとともに、自身が知らないところでの個人情報等の利用を制限することができる。
事業者にとっては、生活者の許諾があれば、自社で収集したデータ以外の情報も活用できるため、より生活者のニーズに合った付加価値の高いサービスの提供が可能となる。
DNPは、地方創生やシェアリングエコノミーの拡大、雇用のマッチングや子育ての支援、IoTの普及等の社会課題の解決に向けて、各事業者などにVRMシステムを提供し、2020年までに関連事業を含めて100億円の売上を目指す。