2016年3月16日
大日本印刷(株)は、太陽光発電、風力発電、蓄電池を組み合わせた自然エネルギーシステムを搭載した省エネルギー型のデジタルサイネージを4月1日より発売する。
同サイネージは、災害時の緊急情報の発信や安否確認などができ、防犯カメラの搭載も可能で、安全な街づくりを目指した防災・防犯対応のデジタルサイネージ。風力発電と太陽光発電を搭載したハイブリッドタイプと太陽光発電のみのスタンダードタイプの2種類をラインアップしている。
近年、自然エネルギーの有効活用は地球温暖化防止対策として社会の関心も高く、多くの企業や自治体が取り組んでいる。一方、大地震などの災害発生時には、交通機関のマヒや多くの帰宅困難者が発生するが、停電やアクセス集中などによりスマートフォンなどの情報端末が使えなくなり、多くの人々が災害情報を迅速に入手することができないなどの課題がある。
DNPは、このような課題を解決するため、2014年11月に自然エネルギーシステムを搭載した省エネルギー型のデジタルサイネージを開発し、約1年間にわたり、発電量や機器の耐久性、性能確認などの実証実験を経て、今回のサイネージ発売に至った。