2015年6月18日
本文用ゴシック体「凸版文久ゴシックR」(左)と見出し用明朝体「凸版文久見出し明朝EB」
凸版印刷(株)(金子眞吾社長)は、オリジナル新書体「凸版文久体」で、昨年(株)モリサワ(森澤彰彦社長)から販売を開始した「凸版文久明朝R」に続き、本文用ゴシック体「凸版文久ゴシックR」と見出し用明朝体「凸版文久見出し明朝EB」の2書体を、新たにモリサワへライセンス提供し、モリサワは今秋から販売を開始する。
「凸版文久体」は、ICTの進展にともなうメディアの多様化やライフスタイルの変化に適応した読みやすい文字を目指して、「築地体」を源流とする凸版印刷のオリジナル書体をベースに開発された新書体。2016年春までに「凸版文久明朝R」、「凸版文久ゴシックR」、「凸版文久ゴシックDB」、「凸版文久見出し明朝EB」、「凸版文久見出しゴシックEB」の5書体の開発を予定している。
凸版印刷は、「凸版文久体」をモリサワへライセンス提供することで、広くさまざまな人たちが「凸版文久体」を利用できる環境を整え、書籍から電子媒体までを含めた、すべての読者に伝わる表現と、より豊かな読書体験を提供できる情報流通基盤の進展に貢献していく考え。