2015年4月22日
東芝キヤリア津山工場で保全しているサクラタデ(岡山県指定準絶滅危惧)
大日本印刷(株)と(株)東芝は、両社のグループ会社のうち事業所が近接する国内6ヵ所において、互いの敷地を活用した生態系ネットワークの構築や希少な動植物の生息域外保全を進める。
両社は、例えば大日本印刷で育成している蝶の食草を東芝に移植して蝶の生息域を拡大したり、東芝で保全している希少な植物を大日本印刷に移植して種の絶滅リスクの分散を図るなど、企業間で連携することで活動領域を拡大し、生物多様性保全活動へのさらなる貢献を図る。
両社はそれぞれの環境活動を推進するとともに、今般連携する各地域において生物多様性保全への意識醸成を図り、将来的には企業や学校、公共施設などパートナーを増やすことで地域連携の拡大と生物多様性の主流化にも貢献していく考え。
また、今後は生物多様性保全活動に限らず、地球温暖化対策や資源の有効活用など環境保全活動全般についての意見交換なども進め、地域を基盤とした新たな企業間連携の可能性を探っていく。